総裁選の行方

2回目のコロナワクチンを接種し、副反応もようやく落ち着きました。
シルバーウィーク前半は、寝て過ごして終わってしまいそうです。
倦怠感に始まり、発熱と酷い頭痛に悩まされました。
「副反応が出るのは若い証拠だな」とウチの社長から言われました。
確か先般の東京オリンピック・パラリンピックでは選手やスタッフの方々に至るまでワクチン接種が義務づけられていたはずです。
選手のみなさんは、当然私より若いはずですから個人差はあるにしてもこの辛い副反応を経て参加されたのだなあと、あらためて感服した次第です。
本調子が出なかった選手も、絶対いますよね。
それ位に、けっこう大変な副反応でした。

現在話題なのが、自民党総裁選。
実質的に次の日本の総理大臣を選ぶ事になるわけですから、党員以外の我々国民にとってもとても大事なものだと思います。

現職の菅総理が出馬しないと明言した途端、日本の株価は爆上げし、また3万円台を回復しました。
真っ先に買いに走ったのは、日本の株式は割安だと考えていた外国人投資家達だとの事です。
国民のコロナ対策に対する不満が、菅総理に一心に向けられて支持率は下がる一方。
数々の良い仕事をたった一年間で成し遂げたにもかかわらず、メディアからのバッシングに悩まされ、発信力が弱いと言われ続けた挙句の決断でした。
このままでは政権交代がおきるやもしれないとの不安感がこの菅総理の不出馬明言により払拭された。
その安心感により、割安感の有った日本株が買われた。
なんとも皮肉な事です。

今後どの方が総理になられるかは一般人の私が知るよしも有りません。
総裁選とは異なりますが自分の住む地域の選挙の時は、自分の貴重な一票を投じる事でしっかりと意思表示していきたいと考えます。
しかしどの方が次期総理になるにしても、今行われているような前向きな政策論争は大歓迎です。
自民党総裁選は、候補者の人となりやまずはその方のもつ信念や今後行っていく政策等が主な争点となります。

そこであらわになるのが、現在の日本の国会運営の抱える深刻な問題です。
現在の国会は、野党による政権与党の単なる揚げ足取りの場と化している事が一番の問題だと思います。
国会議員にしか、法律は作れません。
そう国会は立法府、本来は必要な法律を作る場なのです。

国会議員のみなさんは、高い給料を貰っているのですから下らないヤジなど飛ばしていないでしっかり仕事をしてもらいたい。
あなた方の給料=歳費は、全て我々の収めた税金なのです。
くだらないパフォーマンスなど必要ありません。

しかしながら、議員はその国や地域の有権者のレベルがそのまま現れるとも言われます。
くだらない議員ばかりだと嘆いてみても、彼ら議員達は有権者の鏡のような存在なのです。
私たち有権者の方こそ、メディアに洗脳されず、しっかり国民の為に仕事をする人物を選ぶ目をもっと養わなければならないと自戒の念を込めて強く思います。