どうも右腕が腱鞘炎になってしまったようです。
4月にホームページを開設し、ブログを毎日パソコンで書き始めました。
昨年からネットショップも始めて一年経ち、写真の切り取りやらなんやらでマウスを使ったり、キーボード入力する事も格段に増えたのは確かです。
朝のセリ場でも、毎日数百本のマグロの下付けをボールペンで記入しているので右手を使いすぎたのでしょう。
少し休み休みながら続けるしかないなと思い、とりあえず痛み止めの湿布薬を買いに近所のドラッグストアーに行きました。
そこで信じられない光景に遭遇しました。
レジに並んでいたスーツ姿の男性が、商品がかなり入った、お店のカゴを床に置いて、事もあろうに何と足で蹴飛ばしながら、列の前に進んでいるのです。
セカンドバッグと紙袋のようなものを両手に持っていましたが、そんなに大きなものではありませんでした。
手荷物を片手にまとめて持つか、一旦そのカゴに入れるなど色々と方法はあったと思うのですが、とにかくカゴを持たずに床に置いて足で蹴飛ばしていました。
何か理由があるのか、とても興味があったので会計後、駐車場で車に乗り込むところまで目で追ったのですが、会計後は袋に入れて普通に手で持って車の後ろの席に置いたのです。
本当のところは分かりませんが、なんの理由もない行為だとしたらあまりにお店や商品に失礼な行為ではないでしょうか?
カゴはお店の備品ですし、まだ買う前の商品は自分のものではありません。
蹴飛ばす行為で思い出したのが、清水港での冷凍マグロの水揚げ現場です。
漁船や大型運搬船から一度に大量の冷凍マグロがクレーンで引っ張り上げられ、「踊り場」と呼ばれる仮設の大型の台の上に下ろされます。
踊り場の上で、種類やサイズや選別によるランク分けなどの仕分けの作業が行われます。
仕分け後、横付けされたトラックに指定のサイズや種類別に積み込まれ、トラックは各々指定された冷蔵庫に向かいます。
仕分けしてトラックに積み込む現場での事です。
マグロを手かぎで引っ張っていると先輩によく「もっとマグロを大切に扱え」と指導されました。
足で蹴飛ばしたりするなんてもってのほか。
小さいマグロが沢山目の前に溜まっているとつい足などで払ってしまいがちです。
もちろん意識の低い作業員や新人も居ましたが、必ず誰か先輩が指摘していました。
ドラッグストアーでみた驚愕の光景。
あの頃の先輩に指導して欲しかったです。
「足で蹴るな!大切に扱え!」