新たな発見

写真はうちの近所で見つけた、ちと不思議な標識です。
一方通行の道路が放射線状に広がる不思議な場所なのです。
(厳密に言うと、手前から進行方向の最初の角は右折のみ。すぐに別の一方通行の道路とぶつかり二つに分かれるという道路です。最初は五叉路かと思いましたが、全ての道路が一方通行なので交差点とは言えないかもしれません。)

では何故このような標識が付くような摩訶不思議な道路が出来たのでしょうか?

私の住む静岡市は江戸時代は駿府と呼ばれ、徳川家康公が隠居した後び住んだ駿府城の城下町です。
市街地の真ん中に駿府城公園が有り、その公園を中心にして、市街地が広がっています。
京都の街並みのように碁盤の目状になっている部分と外堀から斜めにに道路と街並みが広がっている部分とがあります。
お城の建設当時、お堀まで荷物を運ぶ為に水路が造られました。
水路は現在もそのまま残っているものもありますし、暗渠となっている部分も数多くあります。

水は低い方に流れていきますから、お堀から隣の清水区を流れる巴川にむかっていくと自然と斜めに水路が造られ、それに合わせて街が出来ていったのではないでしょうか?

私は今の場所に住んでもう20年以上。
静岡での生活の中で一番長く住んでいる場所になりました。
車もよく運転しますので、市内の主な幹線道路は大体分かると思っていました。

ところが、最近家人が県立総合病院に通院しており、車で病院まで送る為に近道をしようと曲がったことのない交差点を曲がってみたら全く知らないエリアに遭遇したのです。

それがこの標識の一帯です。
なるほど、これは車ではなかなか走れない場所です。
それで、日曜の朝にランニングしてみました。
ちょっと頭がくるくるするくらい、不思議な地形です。
自宅のすぐそばに、知らない場所がまだこんなにあったなんて!

とりあえず、一本一本の道路を走ってみようと思います。
お城から斜めに走る大きな道路が並行して3本位。
そこから別れて、並行に並んだ道路がいくつもあります。
いくつか面白い場所を見つけたので、またブログに書きますね。
現在新たな発見の連続中です。