写真はメバチマグロの中トロのお刺身です。
（向かって右側一列は赤身です）

冷凍マグロを仕入・加工・販売をする会社は、
ここ静岡（清水）・焼津には沢山有ります。
みなさん個々に得意先をお持ちですし、
その事業規模も様々です。
卸売に特化した会社も有りますし、
直接末端販売まで手掛けているような会社も。
様々な販売方法で事業を運営されています。

そんな激戦区の中、
規模は小さいながらも
弊社が商売を続けてこれたのは
ひとえにお客様のおかげです。

販売金額や数量は大規模な会社とは
比べものにはなりません。
しかし、限られた数量ではございますが、
繰り返しご購入頂くことで
良いマグロを仕入・加工する事業が
継続可能となります。
商品に対する「信頼」こそが、
商売を継続していく上で一番大切なもの。
そう考えています。

天然物のマグロを取り扱っていますので、
完全に均一な商品など作ることは出来ません。
写真の「とろ」ひとつ取って見ても、
ひとつとして同じ部分はございません。
背節は肩（カミ）から胴中（ナカ）、尾（シモ）まで。
腹節は腹上（カミ）から腹中（ナカ）、腹下（シモ）。
それぞれの部位によって出来上がる
「とろ」をサク状にした物の形が
どれも微妙に異なるのです。
出来るだけ良い形のサクになるように、
切る度に常に考えながら作業を行っています。

それでもお客様から
「今回のはスジが多かった」と
苦情を頂戴することも正直ございます。
どの箱も同じようなバランスになるように、
箱詰めの際もしっかりと注意しながら
作業を行っております。
とろの部分は基本的に「皮身」なので、
スジが有る部分なのです。
いわゆる「背の分かれ身」「大スジ」と
言われる部分です。
加工場のベテランの作業員さんや、
ウチの社長の知恵も借りながら、
常に良い商品作りを心がけています。

お客様からの「信頼」を
裏切ることのないように、
より良い商品作りと心のこもった販売を
今後も心がけて参ります。

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