一喜一憂せず

冷凍マグロを販売していると、
様々なクレームを頂戴します。
そんな事は全く無いと言えば
優秀で素晴らしいのかもしれません。
でも正直申しまして、
それはもう沢山経験ございます。
特にネットショップを始めてからは、
直接メール(それも写真付き)等で
クレームを多数頂戴します。
出来るだけ早いタイミングで
まずはお詫びするよう心がけています。
(加工場に居る時や配達中ですと、
物理的に対応することがほぼ不可能ですので…)
写真でシミやキズ、変色した商品を
見せられると「申し訳ない」
という気持ちで正直とてもへこみます。
その後は出来るだけ冷静に、
お客様の身になって考えます。
一箱全部ダメという事は、
さすがに殆どありませんので、
良く無かった部分をお値引きする等の
現実的な対応をさせて頂いております。
もちろんこちらも人間ですので、
なんらかの見落としもあります。
「お客様に喜んでもらおう」
その一心しか、製品作りにはありません。
しかしお客様が満足されなかった。
その結果こそが全て。
悔しいですがそれを次回に活かすしか
商売を続ける為には道がありません。
または辞めるか、お客様の声を無視して
そのまま売れなくなり廃業か…。
そこでふと思いました。
以前の卸売を中心にやっていた時期。
このような末端のお客様からの苦情を、
私の代わりに販売して下さった問屋さんが
受け止めてくれていたのだと。
問屋さんからのクレームの向こうには、
その何倍もの「伝えないクレーム」が
実は存在したのだということ。
そう考えると、自分の中で納得出来ます。
原魚を仕入れる時は、
「出来るだけ良いものを安く仕入れること」
を常に目指しています。
利益が出なければ、商売は成り立ちません。
でもめちゃくちゃ安くて品質の良いマグロは、
どこを探しても存在しません。
自ずと「相場なり」の価格で仕入れるしかない。
加工する時は、
「出来るだけ良い商品を作る」
これを常に目指してします。どんなマグロにも、
良い部分と良く無い部分がどうしてもあります。
全て良い、または全部ダメというのは
ほとんどありません。
シミ・キズについてもほんの少しのものまで
全部外していたら、非常にコスト高な
売れない製品になってしまいます。
ご商売の業態によっては、
コスト面で折り合う事も重要な要素です。
しかし過程がどうであれ、
最終的に判断されるのはお客様。
お客様が満足されなかったら、
どれだけがんばっていてもダメなのです。
現実を受け入れ、次で挽回するよう努力するのみ。
長くなりましたが、お褒めの言葉も
沢山頂戴しています。
でもそれらに一喜一憂せずに、
天然物のマグロという難しい商材に
これからも向き合ってまいります。

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