あえて冷凍・天然にこだわる

今日の写真は昨年市場で撮影したものです。
日本船がアフリカ大陸の南端「ケープ西」で
漁獲した「天然南鮪」です。
三年前にブログを始めてから、
これまで何度もマグロを撮影して来ました。
ざっと今見返して、このマグロが一番
素晴らしい品物だったなと思います。
仕入れる事は出来ない位に
高価なマグロでしたが、
こんな上物が拝めるのもセリ場の良さ。
良いものを知らなければ、
仕事に幅も深みも出ませんし。
でも今年はコツコツと、
この天然南鮪を仕入れています。
静岡市場への入荷も安定した天然南鮪。
日々必ず並びますので、
市場ではもうメバチマグロとの
二枚看板としてすっかり定着してきました。
以前は高級なお寿司屋さん向けの
魚種だと考えられていましたが、
街の魚屋さんも小さめの良品を
競ってセリで買われています。
魚屋さんの店頭でも、天然南鮪は
定番商品として定着しているのでしょう。
冷凍鮪業界全体で考えると、
弊社のような超零細独立系は
吹けば一瞬で飛ぶような存在です。
(本当にそうなんですよ!)
だからこそ、生き残るためには
大手や他所が出来ない・やらない事に
着目して注力していくしかありません。
天然南鮪の取り扱いは、
その扱いの難しさをよく知る
ウチの社長からは反対されました。
規格化が全く出来ない、それくらい
難しい魚種だという事です。
でも蓄養物の扱いでは、
生産者から直接買い付けている
大手業者には絶対に叶いません。
市場でのメバチマグロの仕入・加工で
培ってきた手法を応用する事に。
ただ仕入れ価格はもう一段階高い。
そんな魚種であるが故に
安い魚で割安な製品を作る事は
成功しませんでした。
高級な魚種は、品質が伴わないとダメ。
ただ安いだけではクレームの嵐になってしまう。
今見えて来ているのは、
ある程度大型魚で品質も中の上。
小さめの方が、静岡の魚屋さんは
お好みのようですから。
鮮度も良い脂が有る天然南鮪を
ある程度の価格帯で仕入れる。
その原魚をもとにグレードの高い製品を作る。
出来れば定貫にする。
そういう商品作りを進めています。
たとえばこんな商品です。
https://kaiseisuisan.shop-pro.jp/?pid=164646574
あえて冷凍の天然物にこだわるのは、
これこそがウチの生き残る道だと
考えるからです。

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