今回はマグロの希少部位の一つ「ほほ肉」についてです。
ほほ肉とは、マグロの目の後ろ側に付いてる筋肉の部分の事を指します。三日月状の形態です。
一匹のマグロから取れるのは、ほんの数百グラムのみ。
それもある程度大型魚で無ければ取れません。
繊維質の身は、まるで本当にお肉のようです。
鮮度の良い生マグロのほほ肉は生食も可能ですが、やはりお肉と同じように「加熱」した方が美味しく召し上がれます。
ただ、本当になかなか数量が取れない「希少部位」なのは間違い有りません。
スーパーや量販店では、ほぼお目にかかることはない部位だと思います。
原料となるマグロの頭の部分だけを何十トンも在庫して、希少部位を日々製品化されている専門の業者さんもわずかながらいらっしゃいます。
また市場の仲卸さんや場外のマグロ問屋さん、各マグロ加工場等でも、ほほ肉は日々生産されています。
どちらにしても、マグロの頭からほほ肉を取り出す作業は非常に手間と時間が掛かります。
通常の赤身やトロと違い、在庫を大量に貯めるのが非常に難しい部位です。
皆さん、いつもお付き合いのあるお客さんにお渡しする分だけの数量を確保するのでやっとだと思います。
マグロにこだわりの有る飲食店さんでしたら、様々なルートを通じて、ほほ肉のような希少部位を仕入れられていると思います。
マグロのほほ肉を使ったメニューもあるでしょう。
見つけたら是非一度、召し上がって見てください。
弊社の得意先である藤枝市の「田中水産」さんでも人気メニューのひとつです。
「まぐろほほ肉のガーリックステーキ」季節はこれから夏に向かいます。
ニンニクパワーでスタミナをつけて暑い夏を乗り切りましょう!
(弊社も加熱用のほほ肉のお取り扱いございますので、お気軽にお問い合わせ下さい。)