いよいよ東京オリンピックも開会式を迎えます。
コロナ禍の影響から未だに抜け切れていない日本のもどかしい現状。
せめてみんなで参加される選手を応援して、良いムードで国内が満ち溢れる事を願っています。
そんな中、ここ二日続けてマグロが買えていません。
ヤバい!売るものが無くなっちゃう!
いえいえそんなことはございません。
こんな時の為に、常日頃からコツコツと買い貯めたストックがまだまだしっかりあります。
弊社は大丈夫です。
この二日、続けてマグロが買えなかったのは、日程や曜日等、カレンダー上の理由が大きいと思います。
今週は、非常に変則的なスケジュールなのです。
21(水)開市
22(木)休市 ※海の日
23(金)開市 ※スポーツの日 東京オリンピック開会式
23(度)開市
24(日)お休み
通常はほぼ毎週水曜日が休市なのですが、今週は翌木曜日が祝日なので営業しました。いつもは水曜日は仕入がお休みの魚屋さんも、翌日から連休となるので、これは販売のチャンス到来です。
良いマグロを仕入れる気満々で、皆さんセリに参加されます。
そうすると、連休前は引き合いが「強く」なり、マグロの値段も良品を中心に高くになります。
こういう日は、セリも上げ相場になりがちで通常はもっと安いマグロも、競り上がって行きます。
売る方はまさに売り時、しかし買う方は実は買い時ではあまりないのが本当のところなのです。
何度かお伝えしておりましたが、現在日本の冷凍マグロ業界には、激震が走っています。
冷凍マグロの日本への搬入量が激減しているのです。
7月に至っては、昨年の半分以下です。
その理由としては、昨年来のコロナ禍で冷凍マグロの浜相場が安値続き、コストに合わないと台湾船が徐々に操業を停止。
今年に入り、供給不足からマグロの浜相場が回復。
いざ出港しようとすると、今度はまたコロナ禍の影響でインドネシア人の船員が集まらない。
漁に行きたくても行けないのが、現状なのです。
加工品も含めて、今後年内いっぱい位はまぐろの高値が続くと考えています。
なかなか良いマグロが買いづらい日々がどうやら長引きそうです。
でも開けない夜はない。
そう信じて、またセリに参加してきます。