
写真は先週の焼津魚市場での入札相場です。
船名 53欣栄丸
漁場 太平洋(パプアニューギニア)
積荷 327t
相場(kg単価)
(バチ) (キハダ)
40上 1,777
25上 1,313 1,159~1,088
15上 909 959
10上 813 859
5上 686 648
バチは数量が少なく、単価から見て漁場も良いと思われます。
注目すべきは、キハダの単価です。
基本的にキハダは殆ど脂が乗りませんので、ほぼ全てが「赤身」です。
その赤身の相場が何とこんなに高いのです。
ちなみに9月30日の各市場の相場は以下の通りです。
(豊洲市場)高値~中値~安値
バチ40上
中央魚類 130本 1,500~1,150~1,000
東都水産 179本 1,300~1,150~1,000
大都魚類 120本 1,200~1,000~ 950
築地魚市場75本 1,500~ 950~ 900
第一水産15本 1,300~ 1,120~1,000
(三崎市場)
バチ40上
三崎魚類206本 1,850~1,091~ 900
三崎ツナ(本鮪14本のみ)
(静岡市場)
三共水産
南鮪48本 2,500~1,000
バチ40上 2,300~1,200~ 950
静岡魚市
南鮪3本、バチ40上25本
なんとバチ40上の安値950~1,000とキハダの赤身の値段がほぼ同じなのです。
市場のセリに上場されるバチ40上と異なり、キハダの赤身はほぼ加工業者が使用しますのでこの相場を見る限り、各社からの引き合いは強く高値はまだまだ当分続きそうです。