連休最終日

連休最終日の午後、
ぶらりと静岡の街中に散歩に出かけました。
大型商業施設の入り口には、
沢山の鉢植えのカーネーションが。
そう母の日向けの特設会場だったのです。

母の日の由来を調べてみました。
1905年5月9日、アメリカのフィラデルフィアに住む少女が
母の死をきっかけに「生きている間にお母さんに感謝の気持ちを
伝えるべきだ」働きかけたのが始まりとされているそうです。
日本で広まったのは、昭和12年のお菓子メーカー
森永製菓さんの大々的な広告宣伝のおかげだそうです。
やはり何でもきっかけはビジネスなんですね。
お母さんに感謝を伝えるのに、
言葉だけではなく何かしらの物を
添えた方が喜ばれるとは思います。
もちろんプレゼントする物の価値や金額ではなく、
その想う気持ちが一番大切ですよね。

かくいう私は、なかなか実家に帰省もせず
ダメな息子であります。
両親のお世話は、これまでずっと兄と姉に頼りっきりです。
毎年何かしらプレゼントを送っていますが、
妻が中心になって選んでくれています。
年老いた母は耳が遠くなり、電話をしても
ほとんど会話になりません。
特に男性の声が聞き取りにくいようです。
なのでなかなか電話もしなくなり、
もっぱら近況はLINEで姉に報告することに。
特にここ数年はコロナ禍の影響もあり、
もう5年以上母の顔を見ていません。
先日送ったお花のお礼の電話を姉からもらい、
母と電話を代わってくれました。
「また帰ってきてね」
その声がとても頼りなかったです。
(もう眠かったのかもしれませんが…。)

私達の食料品を扱う業界は、盆暮は忙しいものです。
ですので、その頃に帰省した事は殆どありません。
ちょうどこれで連休も終わり、お盆まで仕事もひと段落なので
「よし、週末に帰省しよう」と決めました。
社長にお願いし、土曜日を休ませてもらうことに。
そうすれば金曜日の仕事後に出発出来ます。
本当は妻も行かせたいのですが、
猫4匹居る為、一人で行ってきます。
今行かないと、後悔しそうな気がしました。

自分もちゃんと感謝の気持ちを伝えなければ。
母の日の由来を調べて、そう思いました。