スーパーやコンビニ等で買い物すると、
以前より確実に物の値段が上がっている。
そのように感じる事が増えたように思います。
卵や牛乳、脂や調味料等。
ちょっとずつですが明らかに
値段が上がっています。
昨年は天候に恵まれて野菜は価格が
おしなべて安定していましたが、
生鮮食品では肉も魚も全体的に
値上がりが進んでいるように思います。
そんな中、若干値下がりしているのが
冷凍マグロの販売価格です。
(店頭価格、流通価格共に)
毎週通っている地元スーパーでも、
マグロ赤身の店頭価格が、
大バチ580円→中バチ398円
(共に100gあたりの単価です)
になっていました。
食品が一斉に値上がりする中で、
何故冷凍マグロだけが
値下がりしているのでしょうか?
業界の端くれとして言えば
「需要と供給の関係」で
「価格調整が行われている」
そんな段階が現在かと思います。
①二年前のコロナ禍の頃より、
日本国内のみならず世界中で消費が停滞。
特に飲食店向けの高級食材や、
上級ランクの食材が全く動かなくなりました。
②水揚げのコストが合わない事になり、
多くの漁船が休漁。船員のコロナ感染もありました。
供給が極端に減った為、一転相場高へ。
特に昨年一年間は徐々に消費が戻っていたのに、
供給が足りず、どの魚種も高値が続きました。
③昨年秋、遂に回転寿司チェーンの最大手が
赤身1カン100円→150円に値上げを実施。
徐々に入荷もまとまって来ていましたが、
今度は高値疲れで荷動きが鈍いまま年末商戦へ。
④大量の製品在庫が、国内外に滞留したまま越年。
年明けから浜値・市場のセリ値共に下げ傾向に。
在庫を掃く為に、大手企業が一斉に値下げに動く。
二月以降、その動きが末端にまで波及してきた。
大まかに言えば上記の通りかと思います。
(途中、かなり端折ってますがご勘弁を…)
ある程度製品在庫が少なくなるまで、
この値下げ合戦は続くものと見られます。
弊社はとりあえず静観です。
あまり関係のないところで商いを
やっています故。
ひとつだけ言えることは、
「燃料費や人件費の高騰により、
漁船のコストは確実に上がっている」
という点です。
もちろん円安の側面も無視出来ません。
ある程度在庫は少なくなり、加工業者の
仕入れ意欲が出てきた時に
また相場が上向きに動くものと見られます。
上記のような理由により、
「価格調整の春」となっているのが
この春の冷凍マグロ業界の実情でございます。
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