写真は市場に入荷していた、
生の本鮪です。
国産の蓄養物になります。
入荷が不安定な近海の天然物と違い、
蓄養物は必要な分だけを
生簀から取り上げして出荷出来ます。
ちょうど春の宴会シーズンたけなわ。
本鮪のトロの需要も出る時期。
引き合いも強いのでしょう。

前日の大雨が上がると、
金曜日は朝から気温が上昇。
セリ場に行く時間帯で既に
19度も有りました。
予報通り24〜５℃まで気温は一気に上昇。
Tシャツ一枚でも大丈夫な位です。
ここまで急な気温の変化は、
流石に体が付いていきません…。

気温上昇と共に、服装だけでなく
食の趣向も変化します。
お刺身の需要は高まります。
冷凍マグロの品質にとっては、
気温上昇はあまりよろしくないので
これからの仕入れは注意が必要となります。
もうすでに冷凍マグロのセリ場は、
パーティションで仕切られて
冷房がかかっています。
この間まで寒くてブルブルしていたのに、
今日は冷房でまたブルブルしそうです。
夏でも冬でも、セリ場には
上着が欠かせません。

年度末も近いので、本日は仕入れ無し。
ちょうど欲しいようなマグロが見当たらず、
こんな時は無理に買わない方が良い。
そういう日もたまにはあります。
「運を貯めている」と思うことにします。

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