旅費も食費もフィリピンより安い?

今日の写真は、
清水港に入港した豪華客船です。
http://www.shimizu-port.jp/shipinfo_R06.html
上記の入港予定によると、
多分4月10日に入港した
「セレブリティ・ミレニアム」約9万トン
だと思われます。
さて4月11日の円相場は、
一時1ドル=153円を突破。
約34年ぶりの円安傾向です。
私が20歳の頃の相場?
でもその頃は海外旅行が
もっと身近だったように思います。
現在では高値の花に。
航空運賃だけで何十万ですものね…。
FNNのニュースによると、
アメリカ産の牛肉が
メインのステーキハウスを取材。
円安の影響が直撃していて、
仕入れ価格が10年で約3倍!
「予想もつかない事態です。
本当につぶれている店もある」
とオーナーさんの嘆き。
これから海外に出かける人は
「買い物なんかとても出来ない」
海外と取引する業者は、
「発注するタイミングを考えないと」
円安が悪い方に大きく影響しています。
逆に日本で旅行を楽しんだ外国人から
出たフレーズがこれです。
「旅費も食費もフィリピンより安いんだ。
ビックリしたよ!」だそうです。
「老後はフィリピンや東南アジアに移住する」
なんて事を夢見ているサラリーマンは
今はもう存在出来ないということ。
本当に隔世の感があります。
今の若い人は大変だな…。
いや私達世代もですよ!
円安傾向は輸出産業には大変有利。
それはその通りです。
でもこの30年で日本国内は
産業の空洞化が進みました。
身の回りの様々な物が、
海外で生産され輸入されます。
円安という事は、輸入商品が
ますます高くなるということ。
出来れば国産品を買いたいところですが、
例えば冷蔵庫や洗濯機などは
国産商品は一部の高級品のみ。
普及品は大抵東南アジア製です。
海外には高すぎて輸出出来ない。
国内でも高すぎて売れない。
うーん、何かが間違っている!
たとえ現在が円高になっていても、
それでも日本に来る人は
あまり減らないのでは?
相対的に見て世界の中で、
日本だけが経済成長していない。
それに尽きるのではないでしょうか?
政治の無作為が一番の原因。
でもそれを選んだのは国民。
勤勉で真面目なだけでは、
他国との競争には勝てない。
島国の悪い面「井の中の蛙」という
負の側面が強く出ている。
そういう事を強く感じる、
そんな報道でした。

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