円安とマグロ

円安傾向が止まりません。
5月10日現在のドル円相場は
1ドル=155.56円
様々なものを輸入に頼っている日本では、
円安は庶民の暮らしに直接
マイナスの影響を与えてしまいます。
円の価値が相対的に下がるわけですから、
同じものを同じだけ仕入れる為には、
これまでよりもさらに多くの円を
必要とするからです。
これが円安の負の側面です。
逆に輸出する企業には有利です。
トヨタ自動車をはじめとする
製造業は空前の黒字とのこと。
ハイブリッド車を値上げしたにも
関わらず北米を中心に売上好調。
こんな製造業大手の好決算の結果が、
早く中小企業にも行き渡って欲しい。
コロナ禍のゼロゼロ融資の返済が始まり、
中小零細の飲食店を中心に
倒産が相次いでいるからです。
さて私の取り扱う商品「冷凍マグロ」に
円安は影響があるのでしょうか?
①日本船籍の漁船の漁獲物=内貨
こちらは関税は掛かりません。
ただ燃料(重油)や餌等の高騰は
かなり収益に影響が出ます。
②外国船籍の漁船の漁獲物=外貨
こちらには通関の際に関税(3.5%)
が掛かります。
刺身用の冷凍マグロについては
「円建てでの取引」が主流です。
もちろん全てではありません。
海外で水揚げして、現地で加工した製品
(スキンレスロイン等)は輸出国の通貨で
取引をする場合もあります。
清水港での水揚げの主流は、
今でも基本的に「丸魚」の状態です。
この「丸魚」の相場の単位が
「円」なのです。
モノの安い高いを判別する指標となる、
キロ単価の単位が「円」です。
世界中でマグロの消費が増大した今でも、
最大の消費マーケットは
やはりここ日本だからです。
これがいつまで続くのか?
いつの日かドル建てやユーロ建てで
冷凍マグロを仕入れる日が
来るのかもしれません。
ツナ缶向けの加熱用キハダや、
加熱用カツオは既に国際商品です。
ツナ缶製造の主要国(タイ)に、
買い負けてしまっている。
これが今の現実なのです。
良質な刺身用マグロに対して、
日本人がしっかりと対価を支払う。
これが一番重要です。
私達業者も、
「良いマグロを相応の値段で」
提供してまいります。
みんな、マグロのお刺身食べて〜!

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