写真は、セリが終わって市場から自宅へ一度帰る途中で偶然出会った「虹」です。
ここのところ、大気の状態が不安定で天気雨のような感じの早朝でした。
進行方向に、朝日に反射した虹が薄くですが見えます。
お判りいただけますか？
（幸運のおすそ分けという事で…）

全世界で新型コロナのデルタ株が猛威を振るっています。
東京オリンピックが無観客にて開催中の日本も、大都市圏を中心に感染者の数がまた増えています。
重病者数や死者数は明らかに減っていますが、デルタ株は感染力がかなり強いのが気がかりです。
人の移動を減らそうという趣旨なのでしょう、先日全国知事会が旧盆期間の帰省を控えるよう通達を出しました。
ただ、旧盆はもう来週の事ですから今年のお盆の帰省はもう止められないのではないかと推測します。
現に飛行機や新幹線等、移動手段の予約状況はかなり例年の実績に戻って来ているそうです。

冷凍マグロの相場も、旧盆商戦に向かって堅調に推移しています。
ただ、セリは毎日の事ですから値段はけっこう曜日に左右される事が多いのです。
曜日毎にその特徴を申しますと下記の通りです。
（あくまで私の主観ですので、お間違い無く）

（月曜日）
休み明けで皆さん元気いっぱいです。大抵の場合、相場は堅調に推移します。
前の土日が大雨等で荷動きが良くなかった時、例外的にあまり値段が出ない事も有ります。
（火曜日）
翌日の水曜日が市場休みの事が多いので、上場本数が絞られる事多い。相場は大抵落ち着く。
特に生マグロは、売れ残ると困るので安くなることもあります。
（水曜日）
基本的に市場休みの事が多いです。
前後に祝日が有る場合は開市しますが、そういう時には仕入れをお休みする魚屋さんもいらっしゃるのでライバルが少ない仕入れのチャンスデーの可能性も。
（木曜日）
休市明けで、またまた皆さん元気いっぱい。
週末に向けての販売分を仕入れるという事で、相場は強くなりがちです。
（金曜日）
引き続き週末販売用に良い魚を仕入れるべく、皆さん真剣にマグロを物色されます。
よってセリ値も上げていく事多いです。
上場本数も、木金が一番多くなります。
選択肢が多い分、良いマグロが買える可能性も残されています。
（土曜日）
静岡市場には荷受会社が二社有りますが、ここのところ冷凍搬入マグロの搬入量激減につき、うち一社が毎週土曜日はセリをやらない状態がこの春から続いています。
木金にみなさん有る程度仕入れ済みなので、以前は土曜日は仕入れのチャンスデーでした。
しかし現在は一社のみのセリなので、上場本数も少なくセリ値もしっかりしています。

まとめますと以下の通りです。

セリ値が高い→月、木、金
セリ値が安い→火、(土)
番外→水

じゃ、いつ仕入れに行きましょうか？
どのマグロが今お買い得なのか、毎日セリに参加しないと分かりません。
結局、毎日行くしかありません。
日々精進あるのみです！