お気に入りのクリスマス・アルバム

今回は店長の趣味の音楽編です。
私のお気に入りのクリスマス・アルバムをご紹介します。
イギリスの女性シンガー、トレーシー・ソーンの
2012年発売のアルバム”Tinsel and Lights”です。

彼女は1962年生まれ。
1980年代の初めから音楽活動を開始。
1984年から、のちに夫となるベン・ワットと二人でユニット
”Everything But The Girl”で長く活動。
現在は二人とも別々にソロで音楽活動を続けています。
(別に仲が悪い訳ではなく、お互いにやりたい事をやるという
発展的ユニット解消のようです。ベンはこのアルバムにも参加しています。)

私の彼女との最初の出会いは、はるか昔中学生だった頃の1984年です。
当時イギリスで人気絶頂で解散したロックグループ
“The Jam”のリーダーだったポール・ウェラーが新しく始めたユニット
“The Style Council”の1stアルバム”Cafe Bleu”の中の一曲でした。
“The Paris Match”というその曲は、ジャジーな曲調とトレイシーのレイジーな歌声が
絶妙にマッチして、鼻たれ中学生の私は直ぐに惹かれていました。
以後様々なジャンルの音楽が好きになりましたが、
ずっと彼女(達)の音楽はそばにありました。

彼女がこのアルバムを発売したのは2012年。
もう9年も前になります。
でもどんどん好きになっていく、
そんな不思議な魅力に溢れたアルバムなのです。
全12曲のうち、彼女のオリジナルは2曲だけ。
他は新旧10曲のクリスマスソングのカバーです。
”Have Yourself a Merry Little Christmas”
のようなスタンダード曲も有りますが、
大抵は英米のシンガーソングライターの書いた地味めな曲が中心です。
ギターやピアノが中心のシンプルなアレンジで
彼女の落ち着いた歌声が引き立つ曲調ばかりです。
機会がありましたら、是非一度聞いてほしいアルバムです。

Joy/Tracey Thorn
https://www.youtube.com/watch?v=maRckqODJnA