日本平からみた富士山

写真は日本平から見た富士山です。
正確には「日本平パークウェイの頂上から、
側道で清水側に降りた途中に有るスポット」で撮りました。

この道路が「日本平さくら通り」と名付けられている事を
久しぶりに車で通って見て初めて知りました。
この道路は毎年春に行われていた市民マラソン
「日本平桜マラソン」のコースだった為、
このような名前になったようです。

ここ二年間程はコロナ禍により、
大会が開催出来ない状態が続いていました。
今年はやるのかなと調べてみると、
何と昨年「廃止」が決まったとのことでした。
とてもとても残念です。
日本平マラソンはフルマラソン42.195kmではなくハーフマラソンでした。
しかし「日本一ハードな」ハーフマラソンとして、
ランナーの間では非常に有名な大会だったのです。
箱根駅伝で優勝したあの青山学院大学のランナーも
数多く参加するという強烈な「山登り・下り」のコースでした。

日本平パークウェイは全長4.41km、標高差243m、
平均勾配5.5%という観光道路です。
途中は何度もアップダウンやヘアピンカーブが有ります。
車で走ってもかなり大変な道路を、何とその日だけは
一般のランナーが走ることが出来たのです。

日本平の山頂部分に「日本平ホテル」さんが有ります。
ホテルの芝生緑地内を通り抜けると、下りはいよいよ
「日本平さくら通り」と呼ばれる側道に入って行きます。
この下りが、もう半端なくきついのです!

私は2度参加したことが有ります。
登りももちろんキツイのですが、2回とも下りの急勾配に
膝をやられて痛めました。足指の皮も剥けたはずです。
みなさん下りは楽だとばかりに、ぐんぐん飛ばしていくのですが
坂を降りてからが、まだかなり5〜6km位距離があるので
これまた大変というなんとも強烈なコースでした。

廃止とはなんとも寂しい限りです。
でももう一度出るか?と聞かれると即答出来ない。
それ位、出るのに勇気が必要なコースでした。