写真は弊社のお得意先、藤枝市にある
「田中水産」さんの新商品です。
名付けて「本鮪中トロ漬丼」1,580円。
材料は弊社が調達させて頂きました。
(この写真はウチの社長が送ってくれたものです。
本当は他にも付け合わせのお味噌汁やらあるのですが、
外したマスクなど色々写っていたので、
メインの丼だけ切り取りました)
本鮪には大きく分けて
「太平洋」と「大西洋・地中海」という
二つの漁場(と産卵場所)があります。
①太平洋本鮪
日本近海(日本海側)が産卵場所。
産卵後、海流に乗って主に北太平洋を周遊しながら、
黒潮に乗って日本近海に現れます。
産卵の為に集まってきた本鮪を旋網で漁獲したのが、
現在入荷が多い「境港」水揚げの生マグロです。
豊富な餌を食べに来た本鮪を、延縄漁で漁獲した
その代表的なものが「大間港」水揚げの生マグロです。
②大西洋本鮪
北部大西洋を回遊し、産卵の為に地中海に入ります。
地中海に入る海峡の地スペインでは昔から旋網で
本鮪を漁獲して食していました。もちろんお刺身ではなく、
ステーキ等火を通して食べていました。
トロの部分は変色してしまうので、捨てていたとも聞きます。
それに目をつけたのが日本の商社マン達。
本鮪のトロはお金になると、凍結し日本へ運んだのが始まり。
その後、産卵後の痩せたマグロを生簀に移し、
餌を与えて太らせて「蓄養」本鮪という商品を作り出しました。
現在では地中海沿岸やメキシコ湾等様々な地域で
「本鮪の蓄養事業」が盛んに行われています。
蓄養技術も年々進歩し、シーズン当初は生の状態で空輸。
最後にまとめて取り上げて船上で処理&凍結。
ロインやフィーレ、ドレスの状態で日本に運ばれて来ます。
今回の商品は②の蓄養本鮪を使用しています。
弊社は天然物のマグロに特化した商売を心がけていますし、
私個人も正直言って蓄養物の味はあまり好みでは有りません。
ただ今回の原料は、その中でも餌や育て方など
かなり気を配ってやられている蓄養場からのものです。
「これならば!」と田中さんにお薦めし、
店主自ら考え出されたのが今回の
「本鮪の中トロを漬けにする」というアイデアです。
こうすることで、蓄養臭さが全く無くなります。
数量は限定となりますが、先週より販売開始しています。
今度私も食べて来ます!
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