写真は先日加工したメバチマグロを
またまたお刺身にしたものです。
今回は弊社が日々仕入れているマグロの中でも、
一番脂が深くて、かつ鮮度も良いものを
まとめて2トン位カワラ取り加工しました。
産地は太平洋の好漁場「マーケサス」です。
実際に食してみますと、普通のマグロとは
一味も二味も違うのがはっきり分かります。
まず脂は皮身にしっかりと乗っています。
北沖やフリーマントル等、
高緯度の漁場の脂は深く乗ります。
身もトロっとしています。
このマーケサスの脂は、
けっこう身質は硬めです。
しっかりとした歯応えとも言えます。
なんとも言えない旨味が有ります。
もちろんトロも旨いですが、
このマーケサスの赤身はもう最高です!
赤身の舌触りはもちもちで、
旨味が非常に出ています。
身がしまって歯応えも有りながら、
しっとり感ともっちり感が有る。
そんな本当に味わい深い赤身なんです。
その理由は、はっきりとはしていません。
ただメバチマグロを取り扱う方の多くが、
「西経のバチが一番だ」とよく言われます。
南アメリカ大陸の太平洋側、
チリ沖には海岸線に沿って長く、そして深い
「海溝」があります。
そこから湧き上がる「湧昇流」がマグロの身を
引き締め、良い餌も集まり脂が乗る。
個人的には、そういう説明が
一番納得出来ます。
太平洋のちょうど反対側で漁獲された、
絶品のメバチマグロ。
トロも赤身も最高ですよ!
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