写真は、前回のブログで私が絶賛した
太平洋の好漁場マーケサスのメバチマグロです。
これは赤身の部分「天パ」になります。
「天パ」とは、マグロの節をコロにして
皮身の部分厚さ5cm位をカワラ状に外した内側、
中骨に近い部分の事です。
基本的に赤身の部分ですが、
写真でもわかる通り少し脂が差していますね。
「天パ」は赤身の中でも最上の部類です。
さらに漁場としても最良の一つですから、
何重もの意味で上質なメバチマグロの赤身です。
こういう赤身を食べると、
今まで食べていたマグロは一体何だんだったんだ?と
マグロ屋ながらに思います。
現在は11月の半ばに差し掛かろうとしています。
毎年この時期は「非需要期」とも言えます。
マグロの消費が一年で一番伸びるのは、
何と言っても年末年始です。
大手を始め私たちのような冷凍マグロの加工業者は、
この商戦に向けて製品をせっせと加工。
在庫を積み増している時期です。
ただ販売はそれほど伸びない時期ですので、
いきおい在庫過多となり冷蔵庫が満庫状態に。
これから地中海の蓄養本鮪の入荷を控えており、
焼津・清水の冷蔵庫は既に予約でいっぱいのようです。
更に今年はどの魚種サイズ共に相場高で、
全体的に販売が伸び悩んでいる様子。
製品在庫が捌けなければ、新たに原魚加工も出来ず
加工場も困っていると聞きました。
おかげさまで弊社は少量ながらも
毎週加工を行い、売れ行きも好調です。
もちろん安いだけの商品ではなく、
写真のような上質なマグロの動きが
トロ・赤身共に良いです。
この違いは何故か?と考えると、
やはり「自分達が食べて本当に美味しい」
と思うマグロを製品にして
販売しているからだと思います。
ネットの記事で読んだのですが、
Apple ストアーの店員になる条件は
「Apple製品通でなおかつ、惚れ込んでいる事」
多少表現は異なるかもしれませんが、そういう事だと。
確かに商品に詳しいのはもちろんですが、
販売員が販売している商品に愛情を持っていれば
説明にも熱が入りますし、そこには嘘が無い。
もし私がお客さんなら、商品に愛情をたっぷりな方から
おすすめされた物を買いたいです。
自分達の商売も同じなんです。
いや人に物を勧めるって事はどの世界も同じなのでしょう。
商売とは「より良い生活や食事その他を
お客様にご提案するという事」だと
あらためて思います。
これぞまさに冷凍マグロのセレクトショップ!
よし、またがんばります!
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