写真は通勤途中に見つけた紅梅です。
綺麗に咲いていたので、思わずパシャリ。
こうやって段々と花の写真が増えて来ました。
すこしずつ、春が近づいているような。
でも日中はとても冷えた1日でした。
三寒四温を繰り返しながら、
季節は着実に進んでいるようです。

さて毎週水曜日は、市場がお休み。
朝から冷凍マグロの加工を行います。
今日はメバチマグロの定型サクの加工でした。
弊社の定番でロングセラー商品です。
最近販売先も増えて、販売数が増加。
今年に入ってもう2回目の加工です。

セールスポイントは
「色目が悪い物が混じらない」事です。
マグロの赤身サクは、一般的に
「セリ残り」と呼ばれる一番安価なマグロで
作られる事が多いです。
そうすると色の良くない物も、
どうしても混じってしまうのです。

いくら尾切りの状態で選別しても、
やはり実際に加工してみなければ
そのマグロの中身は分かりません。
血合に近い部分にどっさりと
血溜まりが出来ていたりもします。
メバチマグロで一番多いのは、
腹の部分の血栓です。
よく私たちは「散弾銃で撃たれた様な血栓」
と表現します。
それ位に血栓が細かく散らばっている、
そんな部分も出てくるのです。
もちろんそれはねぎとろ原料になります。
本製品には絶対に入れられません。

一説によるとメバチマグロは
比較的深い海域を泳いでいる為、
水揚げの際に急速に圧がかかる為ではないか
と言われています。

まずセリ場で「色・身の質」にこだわる
次に加工場で「形態・品質」にこだわる
ありふれたどこでも流通しているマグロに、
とことんこだわる。
そうすることで、より良い商品が出来る。
それがロングセラーになる。
毎日、毎回が真剣勝負です。
では今日も行ってまいります！

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