メバチマグロは世界中の海で漁獲されます。
漁場別に様々な特徴があり、
一番バラエティーに富んだマグロです。
今回はメバチマグロの漁場別の特徴の
最終回③太平洋です。
インド洋は「色が薄め」
大西洋は「デカくて脂が深い」
では太平洋はというと、
ズバリ「色が濃いめ」です。
特に南太平洋の「西経南」という漁場は
南アメリカ大陸の沿岸の海溝から湧き出る
「湧昇流」の影響とも言われていますが
冷たい海水で身が引き締まり、
色も濃くなるようです。
日本も太平洋に面しており、
一番身近な海域でもあります。
赤道直下まで下っていけば、
「ソロモン・マーシャル」等
赤身中心の漁場があります。
また高緯度に向かえば
「北沖」等の脂が乗りやすい漁場も
控えています。
緯度の上下と経度の幅で、
これほどまで色目等特徴が異なるのは
やはり太平洋ならではだと思います。
「太平洋」はメバチマグロだけでなく、
キハダやビン長等様々な魚種が
漁獲される一番身近な漁場です。
中でもメバチマグロには要注目です。
特に日本から遠く離れた南太平洋には
非常に良い漁場が点在しています。
マグロ通が好む漁場「西経南」も
これまた「太平洋産」なのです。
北から南まで、バラエテイに富んだ品質なのが
この「太平洋産」です。
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