生のキハダマグロ

いつものように朝市場に向かうと、
お世話になっている仲卸さんの売り場に
美味しそうな生マグロが並んでいました。
「沼津の生キハダだよ!モノは良いよ」
「これはおいくらですか?」
「キロ850円。ヌキ(抜き)で、
この品物なら超お買い得だよ!」

ちなみにヌキ(抜き)とは、
「腹ワタを抜いた状態」の事です。
モチ(持ち)とは、
「腹ワタがそのまま残っている」状態の事。
腹ワタ部分が一番痛みやすいので、
当然ですが「ヌキ」の方が価値は高いです。

「沼津」とは、静岡県東部の沼津市の事です。
日本の近海はマグロやカツオの好漁場で、
特に今の時期は漁獲量がまとまります。
生マグロの入荷は、一旦始まると
これでもかと大量に入って来る事が多いです。

ここでも需要と供給の関係が重要です。
最初の頃は量も少なく物珍しさも有り、
比較的高値で取引されます。
ただ大量入荷が連日続くと、
もうみなさんお腹いっぱいと
手が出なくなります。
生マグロですから保管するにも
限度があります。
次第に安値で買い叩かれていく。
そんな傾向があります。

先日行ったスーパーでも、
こんな生キハダのサクが販売されていました。
生でも色目の良し悪しがありますから、
ぜひ店頭で吟味してみて下さい!
この週末も、スーパーの鮮魚売り場は
生マグロが主体でしょうから。

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