好みは人それぞれ

今日の写真は「天然南鮪」のお刺身です。
写真の奥から順に、
「中トロ」「赤身」「大トロ」です。
どれも美味しいですよ!
ただ味には好み、個人差が本当に有ります。
万人受けする味も有るとは思いますが、
マグロは魚種も部位も本当に幅が広いので、
個人的な好みが明確になりやすいのかも
しれませんね。

もう20年も前になりますが、
地元清水の冷凍マグロの
産地問屋に努めていた頃。
こういう天然の脂物は
恥ずかしながら殆ど食べたことが
ありませんでした。
ちょうど「畜養」とよばれる養殖物が
大ブームになっていた頃です。
安定して「トロ」が供給出来る事となり、
大手量販店や回転寿司チェーンがこぞって
品揃えし販売がグングン伸びました。

そう、時代は「蓄養マグロ」。
最初の頃は餌の味がするなどと
批判もあったそうです。
マグロの「トロ」を
割安で食することが出来ると、
一大ブームとなりました。

蓄養に慣れた舌には、
天然物の脂はややあっさりと
感じられるかもしれません。
ただ今度は蓄養マグロが定着したが故に
かえって天然の脂物が珍重されるという、
また別の揺れ戻しとも言える段階に
現在では来ているとも思えるのです。

蓄養マグロはこれからも
トロの主流であり続けるでしょう。
完全養殖の「近大マグロ」をはじめ、
日本近海でも蓄養が行われているからです。

それでも「天然物」特に脂物の価値は、
決して下がることはないと思います。
天然物の全てが「脂物」ではありませんし、
かえって「赤身」の方が多い位です。
そういうある種扱いにくいものだからこそ、
私達のような専門業者がより必要になる。
そう考え、これからも頑張ります。

冷凍マグロの通販なら、
「冷凍マグロのセレクトショップ 海生水産」で
ぜひお買い求め下さい!
https://kaiseisuisan.shop-pro.jp

公式インスタグラムはこちらです!
https://www.instagram.com/kaiseisuisan2022/