マグロのコンテナ輸送

今日の写真は「リーファー・コンテナ」です。
「冷蔵機能付きのコンテナ」という意味です。
冷凍マグロの保管に必要な、
マイナス60度以下という設定も可能です。
この超低温コンテナでの物流により、
清水港での「水揚げ」作業は不要に。
超低温冷凍庫に直接横付けして、
荷下ろしが出来るようになりました。
(もちろん輸出も可能です。)

現在世界の物流の主流は「コンテナ輸送」。
40フィート、60フィート等の世界統一規格の
コンテナを積み上げ、大量に運搬する。
大型のコンテナ船で一度に大量に、
港から港へ運ぶ事で運賃も下がります。
船への積み込み・荷下ろしもクレーンで行うので、
ごく少人数で対応出来ます。
上記のリーファーコンテナも、
大型コンテナ船に同乗して運ばれます。
リーファーコンテナは
常時電源が必要となります。

冷凍延縄漁船は、はるか遠洋を航海しながら
各種マグロを漁獲し凍結、運搬します。
当初は
①各漁船が、直接日本の港に帰港して水揚げする
→都度日本まで帰港するのは、遠洋で有ればあるほど
費用もかかります。

②大型運搬船(数千トンクラス)に転載して日本へ
運搬船事に定期航路があり、各地の港で漁船から転載して
日本へ運ぶ。大型運搬船が水揚げ出来る施設のある
清水港などで水揚げする。各漁船は日本まで戻らずとも
また次の漁に出る事が出来ます。

③リーファーコンテナの普及により
船毎に小ロットで適時運搬が可能

このように物流が変化して来ました。
現在では①は少なくなり②が主流です。
そして③が増えて来たという感じです。

③超低温コンテナ輸送は、本当に良く冷えているので
実は積み下ろしが非常に大変です。
運搬船からのクレーンによる水揚げ作業は、
途中間が空くので、休み休み出来ます。
コンテナからの冷蔵庫で入庫作業は、
一気にやってしまうので疲れますし
足先が非常に冷たくなります。
選別とかすると更に大変です。
便利さに人間の方がついていけない。
そんな側面もある、コンテナ輸送です。

丸魚や製品、はたまた地中海の蓄養本鮪のロインまで。
様々な形態のマグロが日夜運ばれているのです。

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