生天然本鮪

今日の写真は「生」天然本鮪です。
初セリの翌日1月6日に
静岡市場に入荷したものです。
産地は「宮城産」とあります。
天然物の77kg。
脂もしっかりと乗っています。
なおかつ「生」。
別名「海のダイヤ」とも呼ばれ、
天然本鮪の良品は
まぐろの中でも最上級品です。
豊洲市場の初セリで一億円以上の
値が付いたのもこの天然本鮪です。
「大間産」が非常に有名ですが、
漁場ではなく大間町にある
「漁港」の名前です。
青森県の大間町が面する津軽海峡は、
日本海と太平洋を結ぶ海峡です。
黒潮と対馬海流、千島海流の
三つの海流が流れ込む為
沢山のプランクトンが生息。
このプランクトンを餌に
イカやイワシなどが群がる。
そんな良い餌場となっているため
「大間産」天然本鮪は良い餌を
たらふく食べている為、
しっかりと脂が乗っている。
また海流にもまれ身質も良い。
これが評価される原因です。
ただ海はつながっています。
本鮪は餌を求めて回遊しています。
宮城県沖ももちろん良い漁場。
写真の宮城産本鮪も上物ですよ。
どこを見るかと言えば、
「腹」それも後ろの方です。
通常本鮪は尻尾に向かって
ひゅうっと細くなっています。
写真のマグロはずんぐりむっくり。
これが脂が乗っている印です。
肝心のお値段は?というと
確かキロ5,000円以上と聞きました。
一本で約40万円位。
一億円まではしませんが、
流石「海のダイヤ」値段も高級です!
あーっ、お金が有れば
買って冷凍保存したい。
天然本鮪にも、漁法や漁場
獲れる時期により様々です。
冬場の延縄漁法で、北の方といえば
お値段・品質ともにグンと上がります。
ただし、ヤケという品質劣化も出るので
生マグロの品定めは非常に難しいそうです。

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