フルマラソンを走った事が有る方なら、
良くお分かりいただけると思います。
「給水カップを全廃して、ゴミを大幅に削減」
えっ、そんなことホントに出来るの?
1月30日の日経新聞の記事です。
「スポーツ大会も地球環境への配慮が求められるなか、
給水カップを全廃してゴミを大幅に減らしたのが
毎年12月に開催される湘南国際マラソンだ。」
各ランナーが容器を携行して自分で補給する
「マイボトル・マイコップ」を導入。
給水所で消費される50万個のコップ、
5万8千本のペットボトルがゴミになっていました。
従来の供給量(約50トン)の給水を、
どうやってランナーに提供するのか?
私もフルマラソンに10回程参加しましたが、
給水所辺りは確かにゴミの山でした。
使用済み紙カップはゴミ箱に入りきらず、
道路に溢れたままです。
紙カップを避け、踏みながら通り抜けた
そんな記憶があります。
タイムの早いランナーにとっては、
給水所での時間のロスを出来るだけ少なくしたい。
普通の市民ランナーも皆同じでしょう。
給水所で列を作らないでマイボトルに給水する。
果たしてそんなことが可能なのか?
テストを重ねた上の最適解は
200m間隔で200か所(!)
という驚きの体制でした。
走る時にマイボトルを持つのは非常に大変。
そんな重い物を持って走るなんて。
水って500mlでも重いんです!
でも大会後のアンケート結果では
「給水所が多いから,自分の好きなタイミングで取れる」
と好評だったそうです。
ゴミは大幅に削減出来ました。
ボランティアの数も4分の1に減らすことが出来た。
給水タンク等の購入で初期投資は億単位の支出。
公金は1円も入っていない。
備品購入やゴミ処分の費用は節約出来たそうです。
今後のマラソン大会の一つのモデルに
なりそうな、そんな感じがします。
マラソン大会のブームも、
コロナ禍で一度落ち着きました。
地方の大会は定員が埋まらない状態だそうです。
これまでと同じ形では継続は難しいのでは?
いろいろと参考になる湘南国際マラソンでした。
(参加費用も高騰してますしね)
今日の写真は、なんともお恥ずかしいですが
2018年の静岡マラソンのゴール前です。
もうヘロヘロですね…。
またいつか走れるかなあ?
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