春到来?

二月も半ばに近づき、春めいてきました。
伊豆の名物河津桜も、一足早く満開に。
写真は自宅そば、静岡市音羽町の清水公園。
一本だけ毎年早咲きの梅の木があります。
祝日の早朝ランニングの時に撮影しました。
日本の株価は一時900円以上値上がりし、
3万7,800円台に。
1990年2月以来の水準だそうです。
1990年とは私が大学生の頃。
日本がバブル景気で浮かれていた時期です。
アルバイトばかりしていた苦学生でしたし、
全くバブルの恩恵など感じた事はありません。
その当時はアルバイトの時給はたしか700円台。
夜の飲食店等で働くと1,000円以上。
そんな相場だったように思います。
現在の静岡県最低時給は984円。
時給は確かに34年前よりは上がっています。
限りなく1,000円に近い水準に。
それでも欧米と比べると賃金の伸びは低く、
アルバイトの時給にも雲泥の差があります。
現在のアメリカの平均時給は32ドル。
1ドル150円とすると何と4,800円!
円安の影響もかなり大きいですが、
単純比較で約5倍。
バブル以来の株価といくら騒いでも、
実体経済に本当に連動しているのか?
そこが今の一番の問題だと思います。
我々一般庶民の生活は節約志向が
明確に出ています。
特に食料品に対して。
これまでの値上がりに付いていけず、
単価が上がった分数量が減る。
トータルの売上は若干伸びれば良い方。
そういう経営環境におられる
食品業界の方々は多いように思います。
この春の賃上げがどうなるか?
毎年継続して賃金が上昇していけるのか?
たとえば月一万円お給料が上がっても、
多分手取りは6,000円弱しか増えない。
4割も税金で取られてしまえば、
せっかくの賃上げの喜びも飛んでいきます。
今の働く世代の最大の問題は、
手取りが全く増えないことです。
もっと国民は怒ってよいと思います。
アメリカでは皆が確定申告をするので、
取られる税金の額にとても敏感だそうです。
日本では会社が国の代わりに税を徴収する
「源泉徴収」というやり方。
これだと給与総額と手取り金額の差に
あまり気づかないのです。
常に自分の手元には、税引き後の金額しか
振り込まれないからです。
日本も全員確定申告にしてはどうか?
それ位大きく変えないと、
本当の「春」は来ないのかもしれません。
小子高齢化進む現代。
現役世代の負担を少しでも減らして、
その分消費に回してもらう。
今の政府は真逆の政策ばかりです。
安倍政権の時はあれだけ「モリカケ」など
無い事まで捏造して批判した大手メディアが、
岸田政権には常に甘い。
非常に憤りを覚えます。
そんな何とも虚しい、そして実感の感じられない
そんな34年ぶりの株価です。
(最後は政府批判ばかりになってしまいました。
すみません…。)

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