今日の写真は快晴の清水港から
撮影した2月の富士山です。
肌寒くて雨も多かった2月。
2年ぶりに実家に帰省したり、
色々盛り沢山でとても長く感じました。
2月最終日の日経の記事です。
見出しは「クロマグロバブル一服」。
まずは様々な呼び方を整理します。
「クロマグロ」「黒鮪」「本鮪」「本マ」
全て同じマグロを指します。
英名:Bluefin Tuna
ちなみに小型魚は「本メジ」「メジ」
稚魚は「ヨコワ」と呼ばれます。
以下、記事の要約です。
「マグロの最高級品とされる輸入物の
クロマグロの価格が急落。
直近のピークに比べて2割安に。
東アジアで消費が鈍り、
天然物が資源回復基調に転じた。」
記事の補足をしますと、
2割安になったのは地中海産の
「蓄養物の冷凍品」です。
元来高級で希少価値だった本鮪の「トロ」。
それを潤沢に仕入れる事が出来る。
回転寿司チェーンや大手量販店で
必要不可欠なアイテムとなっています。
値段が下がった要因としては
1.高すぎた前年の仕入れ価格の反動
2.国産の蓄養生本鮪の生産量の増加
一番大きな理由は1ですが、
2のように「その他の選択肢が増えた」
このことの影響も大きいと思います。
安くなれば消費量も増えますが、
最高級の品種なだけに限界があります。
年末年始を除いては消費が伸びない。
マグロの王様「本鮪」ならではの問題。
「日本近海の天然物が資源回復傾向」
とのことですが、全身「トロ」の
蓄養物と比較出来るかどうか。
そう、天然物は全てが脂がのっている
訳ではないからです。
天然と蓄養、さらに生鮮と冷凍。
複雑に影響しあっています。
ひとつだけ確実に言えます。
蓄養物が生鮮・冷凍共に溢れた為、
その希少性は確実に下がったということ。
いつ釣れるか全く分からない、
大間産の天然本鮪の希少性は
増すばかりです。
逆に、いつでも取り上げて出荷出来る、
日本近海の蓄養本鮪。
その希少性は下がるいっぽうです。
なんとも皮肉なことですね。
消費者は、選択肢が増えて良い。
蓄養で儲けていたところは厳しい。
それが現在の本鮪をめぐる状況です。
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