AIが自動でマグロを選別？ | ［公式］静岡の冷凍マグロのセレクトショップ　海生水産

AIが様々な世界で活躍を始めた現代。
どんな仕事も代わりにやってくれそう。
人間でなくては出来ない仕事って、
どんどん狭まっていきそうです。
銀行の融資や保険の営業など、
これまで人気の職業でしたが
今後はどうなるのでしょう？
さて私の重要な業務の一つが
「冷凍マグロの選別」です。
以前新聞記事で見たのが
確か「電磁波でマグロを選別する」
というものでした。
信号の反応速度で鮮度が分かるそうな。
近い将来に大手企業が導入する
可能性は否定出来ません。
弊社が取り扱う冷凍マグロは、
世界中の漁場で延縄漁船が
漁獲してきた天然物です。
漁獲した漁場や時期、魚種毎に
様々な特徴があります。
赤道直下で漁獲されたものから、
冷たく荒れた高緯度の漁場まで。
刺身用のマグロの消費量は、
やはり日本が世界一です。
一攫千金を求めて世界中から
日本にマグロが集まって来ます。
清水港は水深が深い天然の良港で、
古くから冷凍マグロの水揚げが盛ん。
超低温の冷凍庫や専用のトラック、
冷凍マグロを熟知した港湾関係者。
ヒト・モノ共に揃っています。
水揚げ地に近い静岡市中央卸売市場。
地元の鮮魚店や飲食店向けに、
毎朝100〜200本以上の
冷凍マグロがセリにかけられます。
そして私達のような場外問屋も、
毎朝集い自らの目利きで
冷凍マグロを仕入れています。
この作業をいつかAIがやる日が来るか？
鮮度の良し悪しだけならまだしも、
「脂の乗り具合」
「色目」
「身質」
「キズ・打ち身等の有無」
ざっと考えてもこれだけの尺度が。
「大きさ」は簡単に判別出来そうですが、
これら全てを瞬時に判断する
それ相応の価格を提示する
そしてセリ勝つ
簡単に出来そうでなかなか難しいか？
沢山データを蓄積すれば、
いつかAIと戦う日が来るのかも？
確かチェスとかそういう競技で
人間とAIが対決していますよね？
AIに勝てるかなあ？ちょっと不安です。
戦わずに、上手く利用できたら…。
仕事頑張ります！