温度管理

8月に入り、いよいよ夏本番。
猛暑日も続き、台風一過となった今週はフェーン現象とも重なり、我が静岡市も強烈な暑さが続いています。
そんな中、
「昨日は寒かったから、今日はもう一枚カーディガンはおるか?」
そんな事を考えている私、店長の久方です。

どこに行くって?
もちろんマグロのセリ場ですよ!

私が毎日お邪魔している静岡市場の冷凍マグロのセリ場は
パーテーションで仕切られた「部屋」になっています。
強力な業務用のエアコンで、部屋全体を冷やしこんでいるのです。
それが寒いったら寒い!良く冷えているんです。
通常冷房入れるとしたら、27〜28℃位ですよね?
ところが、マグロのセリ場はなんと13〜15℃なんです。
冷凍の状態を出来るだけ保つ為、市場のほうで温度管理を徹底しています。
(写真はセリ場の温度計です。嘘ではありませんよ)

この時期、買い出しに来ている魚屋さんは基本みなさん「半袖」です。
(たまにランニング一枚なんて方もいらっしゃいます。)
早朝でも、今の時期はもう暑いですから当然です。
そんな薄着のまま、マグロのセリ場に入ると最初はまだ良いのですが、だんだん「寒い!」と腕をさすり始め、みなさんセリ場を早々に退出されます。

この15℃以下という温度は、正直言って半袖では5分も居ると苦しくなります。
ですから、長い時間かけて事前にマグロの下付け(値付け)をする仲買さんや場外問屋の買い付け担当者はみなさん夏でも「長袖」です。
もちろん私も一年中「長袖」ユニクロのマウンテンパーカを着ています。
冬はその下に薄手のダウンジャケットを着ます。
そこで最初の場面に戻るのですが、半袖のポロシャツの上にマウンテンパーカ一枚だと、ずっとセリ場にいるとまだ寒いのです。
なので、もう一枚はおるかと思案中なのです。
しかし、道中は早朝から既に暑くて汗だくです。
そんな中、もう一枚はおるのは本当にキツい。
でも、そんな事言ってられない位セリ場は寒いのですよ。
この外気温との温度差が、本当につらいです。
以前はよく風邪をひきましたが、今は出来るだけ着るもので調節して、とにかく「冷えないように」気をつけています。

そんな大変な思いで、仕入れて来たマグロ。
もちろん大切に販売しますよ!

旧盆商戦、市場連休前最後のセリ。
良いマグロを求める仲買さん、魚屋さんの熱気でセリ場も連日ヒートアップしています!
では、行って来ます!