経済格差

昨今話題なのが、自民党の総裁選です。
「自民党、国民の声に答える」と称して連日インターネットで番組を配信しています。
自民党員以外でも勿論OKで、昨夜は教育やスポーツ等についての質問の日でした。
ある高校三年生の質問が胸に残りました。
「大学受験を皆が志望する中、参考書すら買えない子がいます。
受験を控えながら、経済的な問題でアルバイトを辞めることが出来ない子がいます。政治は何をしてくれるのですか?」

私自身も奨学金を受け、アルバイトで生活費を賄いながら大学生活を送りましたので、とても胸が痛くなりました。
特に昨年からのコロナ禍の影響で、親の収入が激減した家庭もあると思います。
仕送りも無い状態で有利子奨学金受けた為、大学卒業と同時に借金まみれになってしまう実例が多々あるそうです。

かたや新聞報道によりますと「1,000万円以上の高級外車の売れ行きが好調」とのことです。
購入しているのは、主に「士業」の方々だそうです。
高級輸入車販売店の担当者曰く、「開業医や弁護士がお金の使い道に困っていると言って購入している」との事。
例年と異なり、コロナ禍の影響で海外旅行等に行けない為金余りだというのです。
逆に1,000万円以下の外車の売れ行きはとても鈍いそうで、その消費行動の濃淡に少々驚いた次第です。

コロナ禍でも、給料の減らない業種や大儲けした企業も実は沢山有るという事です。
実際、昨年度の納税額はコロナ禍にもかかわらず法人税の増収などもあり増えています。
逆に緊急時宣言のおかげで、様々な飲食店が営業自粛を
余儀なくされ、最低程度の補助金支給によりお茶を濁されているのが現状です。

このところの新規感染者の急減により、緊急事態宣言の解除も近いと思われます。
これからは、この経済格差をどう修正していくのかが問われていくのだと思います。