ここのところ、本当に様々な物やサービスの
値段が上がっている事を痛感しています。
例えば事務所で使用している、
お掃除用のモップの交換サービス料金です。
モップを交換にみえた、馴染みの営業の方から
「7月1日から値上げをお願いします」とのお話です。
原油をはじめとする原材料費の高騰や、
天候不順による穀物等農産物の高騰もよく耳にします。
人件費や家賃、光熱費はたまたネットショップの
月決め料金まで。何でも値上げという話ばかりが
聞こえてきます。
こと水産物に限ってみても、ロシアに対する経済制裁として
関税を上げる措置が取られることが閣議決定されたとの
新聞報道がありました。
ロシア産の紅鮭や魚卵、ズワイガニ等の流通価格が
より高くなる事は確実です。
ズワイカニについては、元から高価な食材ですし
かなり趣向性の高いものですから、
一般のスーパー等での販売はあまり影響はないかもしれません。
ただ紅鮭はロシア産の輸入シェアは78.8%との事。
外食産業をはじめ、コスト増は否めない状況です。
では冷凍マグロ業界についてはどうでしょうか?
ここのところ盛んに言われているのが、
「浜値(水揚げ価格)のもう一段の上げ」です。
一般に公開される日本船の入札結果と異なり、
「冷凍マグロの一船買い」の値決め価格は非公開です。
ただなにぶん相手がある事ですので、
相場が動くとインポーターと呼ばれる仲介業者
(船主の代わりにバイヤーと価格交渉する担当)の間で
瞬時のうちに情報が広がります。
そうやって浜値の相場は推移していきます。
もうここからは頭脳戦、情報戦です。
船主・インポーター側は浜相場を上げたい。
バイヤー側は出来るだけ安く買いたいが、
もし他社がより高い値段をつけているなら、
その価格は無視出来ない→相場が動くという結果になります。
基本的には需要と供給の関係で価格は決まります。
実はこの3〜4月はかなりの数の入船がまとまっています。
「浜値のもう一段階上げ」という情報(噂)は、
入荷増に対する牽制とも考えられる。
個人的には、そう思っています。
まあ上がったら上がったで、
その価格を基準に商売するしかありません。
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