世界的な物流の混乱

現在の世界の貿易や物流の主流は、
海上コンテナによる輸送です。
一昨年からのコロナ禍により、
世界的な船舶運航スケジュールが乱れました。
現在も続くこの状況は、様々な面で
私達の生活に直結する問題をはらんでいます。

身近な例に例えると、我が家の場合には
「キャットフード」です。
猫は味の好みがバラバラです。
ですので、沢山の種類のフードがあります。
お気に入りのフードが全く手に入らない。
又は大幅な値上げが繰り返されているのが現状です。
これらキャットフードは、かなりの割合で外国産が多いです。
海上コンテナ輸送を利用して、日本に入ってきます。
値上げの要因の一つは「運賃の上昇」も
影響していると思われます。

弊社の取り扱う「冷凍マグロ」も同様です。
冷凍マグロの物流は「大型冷凍運搬船」が主流でした。
現在ではコンテナ輸送が進化しており、
「超低温冷凍コンテナ」「冷凍コンテナ」
の利用が増えてきました。
保管する冷凍庫に直接荷下ろしが出来る
メリットがありますし、コンテナ船の物流が
順調だったことで予定も立てやすかったとの事。
コンテナ船の物流の混乱の影響を
冷凍マグロももろに受けているのが現状なのです。

国土交通省が今年の3月に出した
「国際コンテナ輸送を巡る最近の状況」
によりますと、
①2020年前半
コロナにより中国における生産活動が縮小。
米国向けのコンテナ荷動きが低迷。
②2020年後半
中国における生産活動が回復。
北米の巣ごもり需要増、コンテナ荷動き急拡大。
北米西海岸の港湾において、貨物の滞留や滞船、
船舶の運航遅延が発生。
③2021年
引き続き米国向け貨物量は増大。
港湾から荷物を運ぶトラックドライバーや
機材その他が不足し、貨物が港に常に滞留。
世界的な船舶運航遅延も継続。
④2022年
北米港湾での長期滞留コンテナの減少等、
一部改善の兆しが見られるが、
正常化までには更に一定の時間を要する。
とのことです。

これら海上コンテナ輸送の混乱が、
冷凍マグロの物流の大きな柱の一つである
「大型冷凍運搬船」を利用して日本に入ってきた
品物の値段高騰に拍車をかけているという訳です。
混乱の収縮は、なかなか先が見えません。
この状態がしばらく続くと考えて、
商売を組み立てざるをえません。

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