仕入れの方向性 | ［公式］静岡の冷凍マグロのセレクトショップ　海生水産

今日の写真は珍しくキハダマグロです。
台湾船がインド洋ダーバンで漁獲したもの。
ダーバンは良い漁場です。
メバチもそしてキハダまで
脂が良く乗ります。
ただ色目は太平洋の西経漁場等と
比べるとやや薄めでしょうか。
好みが分かれるところではあります。
このキハダは鮮度が良く、
耳に脂がうっすらとさしています。
こういう上物のキハダは、
メバチの安口よりも高い値段で
取引されています。
弊社はメバチ中心ですが、
若干このようなキハダも扱っています。
ここのところ仕入れで少し悩んでいました。
冷凍マグロの相場は、
コロナ禍を経て乱高下しています。
昨年は入荷増で安値が続きました。
今年に入り入荷は激減。
市場への入荷本数も極端に減りました。
現在の静岡市場は、
二社とも40〜50本位。
昨年の半分位にまで落ち込んでいます。
当然良い魚も少なく、
年明けから仕入れが難しい。
そんな環境が続いています。
悩みがつきない「仕入れ」について、
ウチの社長に相談しました。
「常に同じ目線で仕入れるのは、
なかなか出来ないこと。それを
やり続けているのは大変なこと。
そのままで良い」と一言。
一番信頼している人から、
そう言われて悩みも吹き飛びました。
少ないなら少ないなりに、
良いと思うマグロだけ仕入れていく。
今後の仕入れの方向性が定まりました。
入荷の情報をこまめに取りながら、
相場なりに仕入れて行きます。