冷凍マグロのダメな解凍方法その①

私が毎日「冷凍マグロ」についてのブログを
書いているからなのでしょう、Googleから
「マグロ関係」の記事がオススメで来る事が多々あります。
さすがGoogle、恐るべし検索能力。
今日スマホに流れてきたのは
「冷凍マグロは流水解凍は止めてください」というもの。
「冷凍マグロの良さ」を発信したいと
日夜頭を悩ましている私からすれば、
「おっしゃる通りです!」と言いたいところです。
以下、これだけはダメ・避けていただきたい点を列挙します。

①流水解凍
水を流す事で「水温を上げない」という意図はわかりますが、
そもそも冷凍マグロを解凍するには「温度が低い」事が問題です。
通常の冷凍食品や水産物が入っている冷凍庫の室温は
大抵マイナス18〜20℃位です。
翻って冷凍マグロはマイナス50℃以下で冷凍されています。
この超低温という温度帯でのみ、マグロの変色が進まないからです。
「冷凍」マグロなのに、家庭用冷凍庫に長期間保存していたら
色が黒く変色して身がパサパサになった経験が
おありの方もいらっしゃるかと思います。
冷凍は同じ冷凍でも、冷凍マグロは
「超低温の温度帯マイナス50℃以下で保管」が大前提なのです。
家庭用の冷凍庫の温度帯では、一週間が限度とお考え下さい。

話が横道に逸れてしまいました。
流水解凍では、マイナス50℃から解凍状態(0℃より上)
になるのに時間が掛かり過ぎるのです。
そうするとマイナス10℃〜0℃という
「魔の温度帯」
に長く止まってしまいます。
この「マイナス10℃〜0℃の温度帯」が
一番マグロの変色が進む温度帯なのです。

これの対処法はカンタンです。
「ぬるま湯(40℃位)に短時間浸ける。」
これで解決です。
浸ける時間はものの大きさにもよりますが、
サク状なら数分でオッケーです。
もうお分かりだと思いますが、
流水からぬるま湯に温度を上げてやる事で、
解凍をよりスムーズにして「魔の温度帯」を素早く通り抜ける。
これが正解です。
ちなみにお湯はマグロの表面が煮えてしまうので、
これもダメです。
冷凍のイカやタコなどを解凍するなら流水解凍で良いのですが、
冷凍マグロでは絶対にダメです!
ここは最後にもう一度強調しておきます。
「冷凍マグロは流水解凍は✖️」

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