在庫が溜まらない

今日は水曜日、
毎週恒例の冷凍マグロの加工の日でした。
おかげさまで、この9月は商品の動きがとても良く
在庫が数ケースしかないものも出て来ました。
慌てて加工予定を組み直しました。
特にメバチマグロの脂カワラが各グレードとも
在庫が薄い状態。
10月はさらに加工の数量を増やすしかありません。
なにぶん少規模な会社故、嬉しい悲鳴をあげております。

現在のトロ商材の状況はと言いますと、
流通の主流となっている「蓄養本鮪」が
仕入れ価格の上昇により販売が鈍っているそうです。
新物の「蓄養南鮪」も国内に入荷していますが、
こちらも魚体が小型化かつ値上がりしており
取扱量が増えていかないようです。

そんな中、メバチマグロの相場も高騰していますが
まだ蓄養物のトロよりも割安ということで
メバチマグロのトロの引き合いが強くなっている。
そういうことだと推測しております。

先日も量販店向けに、大手企業から
メバチマグロの脂カワラの問い合わせがありました。
月間〇〇kg使うから、サンプルを1枚欲しいとのこと。
せっかくのありがたい問い合わせでしたが、
お断りさせて頂きました。

天然物は一本一本品質が異なります。
どれを切っても同じ蓄養物とは違います。
一つ見ただけでは絶対に分かりませんし、
またそのサンプル一つだけで
商品全体の品質を判断されると
後々「サンプルと違う」と
クレームになる可能性が高いです。
ですから、何回もまず
「既存の大箱入りの製品を
各グレード毎に一度検品してみて下さい」と
先方にお願いしました。

ところが未だ検品もされずに、
ただサンプルを一枚(一カワラ)欲しいとの事。
これでは商売は長続きするはずもないと
こちらからお断りした次第です。
零細企業故、やれることには限りがあります。
量販店さんの大口の売上は確かに魅力的ですし、
プラスアルファの売上は喉から手が出るほど欲しい。
でも、そのおかげで既存のお客様向けの在庫を
切らしてしまっては元も子もない。
ウチの社長も同じ考えでした。
確かに商品は価格が大事です。
でもそれだけではない、さまざまな価値を
みなさん判断されて弊社の商品を継続して
販売して頂いております。
本当にありがたいことです。

販売数量と価格だけで、取引なんか出来ません。
まずは一度品物を見てから判断して頂きたい。
やるべき事を、ただ粛々とやるだけです。

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