写真は今朝仕入れた天然南鮪の尾です。
太陽光の元で撮影してみました。
透き通った赤身と、しっかり乗った脂。
日本船がアフリカ大陸の最南端、
ケープ沖の西側漁場で漁獲した上物です。

今朝のセリ場で、地元の魚屋さんの
こんなお話がどこからともなく聞こえて来ました。
決して盗み聞きした訳ではありません。
大雨に見舞われた今の静岡市の状況を、
端的に表していると思いましたので、
このブログで取り上げさせていただきます。

「水が足りなくて、包丁を洗うのが精いっぱいだよ。
床も流したいけど、出来ねえよ」

というような内容を、魚屋さん同士で
お話されていました。

先日の大雨による被害で、静岡市清水区を中心に
約5～6万世帯が断水となっています。
一般家庭だけでなく、もちろん商店や
飲食店も水が出ない為、営業出来ません。
魚屋さんこそ、水が出なければ商売になりません。
せっかくコロナが落ち着いて、季節もよくなり
お魚の消費もこれから伸びる時です。
そんな時に今度は大雨による断水。
なんとも皮肉なものと言わざるを得ません。
なかなか万全の体制では、商売が続けられない
そんな環境を当たり前のものとして
強く生きていくしかないのかもしれません。
いつだって、荒波の中だと考えて
ベストを尽くすのみです。

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