今日の写真は赤いチューリップです。
春は色んな花がどんどん咲くので
常にブログネタを探す身としては
非常にありがたいです。

秋から冬はきつかった。
確かに雪景色の富士山は美しいのですが、
残念ながらどこから撮影しても
あまり代わり映えがしないのです。

その点、春は順番に様々な植物が花咲くので
「桜の次は○○だ！」と飽きないのです。
今週はつつじも咲き始めました。
GWの頃かなあと思っていましたが、
案外早いものですね。

さて冷凍マグロは連日セリが行われ、
常に新口（新ロット）が入荷しています。
現在では冷凍延縄漁船が水揚げの為に、
わざわざ日本の港に寄港する事は
ドックに入る以外は殆どありません。
「大型の冷凍運搬船」（数千トンクラス）
に転載するか、経由地の港で「超低温コンテナ」に
積み替えてコンテナ船による輸送で日本に送る
この二つのパターンが主流となっています。

よって水揚げしてから日本に入荷するまで
運搬船なら2～3か月も掛かってしまいます。
（コンテナ輸送の方はもっと早いそうです）
つまり現在清水港で水揚げされているマグロは、
数か月前に漁獲されたものなんです。
日本近海で漁獲された生マグロであれば、
すぐに市場に出荷されますが、
冷凍マグロには上記のような
「水揚げと出荷」のズレが生じます。

ちなみに今週入荷していた漁場は
以下の通りです。
【メバチマグロ】
（大西洋）バンク沖
（インド洋）北沖
（太平洋）マーケサス
（インド洋）インド洋
（大西洋）モーリタニア
（大西洋）大西洋
【南鮪】ケープ西、南インド
【ビンチョウ】フリーマントル

私の通う静岡市場でも、
毎日これだけの漁場の冷凍マグロが
上場されてセリに掛けられています。
一番種類の多いメバチマグロは
高い物はキロ2,000円以上。
一番安いものは現在キロ800円。
二倍以上もの差がつくのが、
天然マグロのセリの醍醐味だと思います。
中でもメバチマグロは世界中の海域で
漁獲される為、その色目や身質などの
微妙な違いがあります。
好みのマグロだけをチョイスする事も
充分可能です。
弊社では常にそういう仕入を心がけています。
これからも冷凍マグロの魅力を
微力ながらお伝えしてまいります。

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