最も入手に苦労したレコード | ［公式］静岡の冷凍マグロのセレクトショップ　海生水産

今日の写真はオーストラリアから
昨日届いたレコードです。
いやー、これは大変でした。
オリジナルは1960年代に発売されました。
米国の黒人シンガー、テリーキャリアーさんの
1st アルバムです。黒人で60年代といえば、
デトロイトのモータウンやメンフィスのスタックス等
ソウルミュージックが全盛期の頃です。
そんな中、彼は生ギターとウッドベース２本で
フォークソングを深い渋い声で歌う。
その声は低いけど少し女性的で
なんとも言えない不思議な魅力がある。
とてもカテゴライズし難い音楽です。
1990年代にイギリスで再評価され、
引退してプログラマーをやっていた彼は
再度歌い始めました。
その頃も素晴らしいのですが、
とにかく私はこのアルバム命。
2018年にアナログ二枚組で再発された盤が
どうしても欲しくなり、この一年の間
ずっと探していました。
https://www.discogs.com/ja/sell/release/14068321?ev=rb
discogs（世界的なレコード・CD等の紹介サイト）
でも販売していましたが、新品の二枚組アナログで
なんと150ドル〜円安の今だと非常に高い！
1ドル150円とすると22,500円。
送料も値上がりして3,000円以上は確実。
現在の新品価格は送料込みで25,000円〜。
2018年当時の発売価格が5,800円位ですから、
異常な値上がりです。盤質やプレスが良いので
レビュー評価も高いバージョンなので、
中古もあまり出回らないようです。
元々プレス枚数も少ないのでしょう。
安物買いの私は、ネット検索で
世界中を旅することになりました。
1.Amazon UK
リマスターCDを購入
2. Honest Jons (UK)
一枚物（再発で音悪し）
3.big mart(USA)
写真と価格はLP、届いた現物は
なんと1 と全く同じ！それもAmazonUKから届いた。
どうも在庫を持たないブローカーのようです。
CDだという説明がどこにもないので、
苦情を言って半値にまけさせました。
全て英語でのやりとりで、疲れました…。
未開封状態だったのでメルカリで売りました。
4.Soul Brother Records(UK)
カタログ上は在庫有りだったので
購入したら「在庫無かった」とキャンセルされました。
5.Southbound Records(New Zealand)
ネット上は「在庫有り」だが「日本には送らない」と
言われた。輸入代行業社を数社あたり、
現地在住の日本人女性にお願いすることに。
いざ注文したら「在庫無かった」で、またガックシ。
6.カナダのショッピングサイト（名前忘れました）
「すぐに取り寄せ出来る」とのことだったので注文。
二ヶ月経っても全く入荷しないのでキャンセル。
7.Greville Records(Australia)
なんと七回目のチャレンジで、
ようやく入手することが出来ました。
長かった…。
それも新品、なおかつほぼ定価で。
品代5,900円
送料3,442円
合計9,342円也。
私のやり方は極めてシンプル。
欲しいレコードのタイトルをコピペして、
google検索する。これだけです。
ただ微妙にタイトル表記が異なるので、
その都度検索結果が異なるのです。
最後の最後に、これまで見た事もない
レコードショップのサイトに発見。
無事に購入出来たというわけです。
約一週間で届いたのでまたびっくり。
上手くいく時ってこういう感じで
全てスムーズにいくものですよね。
あーっ、感激！まだ信じられません。
それくらい苦労した、
今回のレコードハンティングでした。