日本一の軽便鉄道 駿遠線を歩く

今日は本(写真集)のご紹介です。
新静岡セノバの本屋(丸善ジュンク堂さん)の
店頭で目にして即購入しました。
表紙の写真には、遠くに富士山が浮かびます。
これがウチの社長からよく話に聞いた、
「軽便鉄道」なんだ!と。
「軽便鉄道」とは、通常の鉄道よりも
規格が簡便で安価に作られた鉄道です。
社長の実家のある静岡県西部の袋井市と、
静岡市のお隣の藤枝市を繋いだ
今は無き鉄道路線が「駿遠線」です。
藤枝側と袋井側にそれぞれ鉄道が出来、
大井川に橋が掛かる事で前線が開通。
戦後のモータリゼーションにより、
その役目を終えて廃線となったそうです。
ちなみに廃線になったのは1970年
(昭和45年)なんと私の生まれた年です。
その頃は片道が半日掛かったそうな。
今なら車で2時間も掛からないでしょう。
明治時代に開通した東海道線の藤枝駅は、
東海道の藤枝宿とはかなり離れています。
この二つを繋ぐ構想がことの発端との事。
藤枝市を車で走るとJR藤枝駅と
市役所や古い商店街が有るエリアが
かなり離れているのが分かります。
以前から個人的に謎だったので、
今回調べて納得です。
静岡県西部と中部を繋いだ蒸気機関車は、
藤枝市の蓮華寺公園に保存されています。
今回初めて知って驚いたのが、
私がもう10年以上配達している得意先の
「田中水産」さんの裏通りが、
まさにこの路線の線路だったこと!
さすが、ウチの社長は気づいていたそうです。
この裏通りはちょっと変わっています。
車がようやくすれ違える位の幅の車道と、
並行して走る花壇と歩行者用通路。
途中には藤棚が有り、
青木川という小さな川が流れていて、
桜並木と銀杏並木もあります。
そのまま進むと旧の国道1号線の下をくぐり、
藤枝宿(市役所や商店街の方)に繋がります。
なんとなく直感でスムーズに進む。
そんな帰り道を選んでいましたが、
その道路がまさに軽便鉄道の線路跡だったとは!
もう10年以上も藤枝市に配達して来ましたが、
ここのところネットショップや
ふるさと納税の返礼品等の出荷で多忙に。
いよいよ年明けから、専門の運送会社さんに
配送をお願いすることにしました。
もちろんお店とのお付き合いは、
全く変わりません。
ただ行き帰りで最低1時間半は
どうしても掛かります。
なかなかその時間が
取れなくなって来ました。
ほとんど知らなかった藤枝市に、
これほどの回数行くとは…。
沢山の冷凍マグロを車で運びました。
沢山販売してもらいました。
これからはその回数も減るんだな…。
少し寂しい気持ちがしていた時、
この写真集に出会いました。
謹んで社長に進呈した次第です。
かなり遅い誕生日プレゼントという事で!
私の全く知らない軽便鉄道の歴史と、
今の自分が見ている藤枝市の街並み。
それらが繋がる、不思議な体験でした。

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