延縄漁船

今日の写真は延縄漁船です。
清水港に停泊していました。
このような大型の延縄漁船には、
超低温の冷凍庫が設置されています。
世界中の海で漁獲されたマグロは、
水揚げ後すぐににえらとはらわたを除去。
一番鮮度劣化が早い部位だからです。
船上でマイナス50℃以下に冷やされて、
そのままの状態で日本に運ばれます。
漁船本船が都度日本まで帰港するには、
遠洋からでは遠すぎますし、
燃料も時間も多く掛かってしまいます。
そこで運搬船の出番です。
数千トンクラスの大型冷凍運搬船が、
定期航路を組んでいます。
それに漁獲物を転載して日本に運び、
漁船は各地の港で燃料その他を補給して
また漁を続けるというパターンが
一般的とのことです。
幹縄は長いもので100〜150kmもあります。
枝縄に付けた針に餌を素早く付け、
これを漁場に流して行きます。
次に幹縄を巻き上げながら、
餌に引っかかったマグロを取り上げる。
この作業を船員さん達が昼夜問わず
交代で続けるそうです。
全く釣れない時は暇ですが、
忙しい時は非常に過酷な労働環境に。
だって休みが取れないんですから!
マグロはそのままにしておいたら、
どんどん鮮度が劣化してしまいます。
特に冬の荒れた海の上は
とんでもないことに。
この船上での処理の良し悪しが、
マグロの質を大きく左右します。
私自身はマグロ漁船に乗った事は
ありませんので、大きなことは
とても言えません。
でも周りの方にお話を伺うと、
その過酷さは驚きの連続です。
様々なご苦労の末、
水揚げされて無事日本へ。
それら冷凍マグロの中でも、
選りすぐりのものだけが
市場でセリにかけられます。
私が毎朝見ているマグロ達には、
ここ並ぶまで様々な物語がある。
一本一本大切にせにゃいかん!
と思う次第であります。
今日も良いマグロに出会えますように!

冷凍マグロの通販なら、
「冷凍マグロのセレクトショップ 海生水産」で
ぜひお買い求め下さい!
https://kaiseisuisan.shop-pro.jp

公式インスタグラムはこちらです!
https://www.instagram.com/kaiseisuisan2022/