一月最終日

今日の写真は30日の静岡市場。
冷凍マグロのセリ場は、
上場本数が少なく閑散としています。
ただこの後、徐々に人が増えます。
朝6時からのセリ本番では、
マグロより人間のほうが多いくらいに
なってしまいました。
仲卸さん、常連の魚屋さん、
私達のような場外問屋の方々。
皆さん勢揃いです。
翌31日は水曜日で市場休みです。
一月最終のセリは、供給減の為
より一層高値で終わりました。
買い手は居るのに、肝心のマグロがない。
現在のセリの相場は
(縮み赤身)キロ1,000円
(半縮み)キロ900円
(並)キロ750円
残りはほぼ無し
といった具合です。
昨年の秋口〜年末迄と比べると
全てキロ150円〜200円位
値上がりしています。
その理由は明らかで、
「需要に供給が追いついていない」
からだと思います。
昨年は一年を通じて相場安。
供給が潤沢でしたから、
相場はなかなか上がらない状態。
その状態が長く続いた為、
水揚げ相場(浜値)も軟調に。
それを嫌って台湾船が漁を取り止め。
今度は供給が絞られて、
昨年末から浜値相場が急騰。
越年在庫も減り、市場への供給も絞られて
セリ値も上昇しているという流れです。
さて今後はどうなるか?
私が全て分かれば一儲け出来るんですが…。
春に向けてこれから赤身の需要は
伸びてくる時期です。
供給が今のままでは、
もう一段階の値上がりも。
そう思っていたほうが良いかと思います。
上がったものは下がる。
下がったものは上がる。
まるで禅問答のようですが、
それがまさに冷凍マグロの相場。
流れに任せて仕入れていくしかない。
その為にもコツコツ下付けして、
お買い得なマグロを探すしかない。
今年の春は、そんな季節になりそうです。
以上、仕入れの現場からでした。

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