
今日は市場の「セリ」についてその1です。
セリ=オークションですね。
高値を付けた方が、落札出来る。
非常にシンプルです。
基本は「上げ」セリですが、以前伺ったところによりますと新潟では「下げ」せりという一風変わったスタイルもあるそうです。(今も行われているかは確認出来ず不明です。ご容赦下さい)
「関アジ豊漁につき、大暴落」
「お願いです、助けてください!」
そんな悲痛なお願いを今朝Face bookで目にしました。
店長は九州の大分市出身。
1988年春に大学入学と共に静岡市に来て、そのまま早33年。
上記の投稿は、高校時代の同級生から流れてきたものです。
高級魚で有名な「関あじ」「関さば」ですが大都市圏での相次ぐ「緊急事態宣言」の為、主な消費先である高級料理店等の休業が、暴落の原因のようです。
なんとか良い方向に向かうことを、祈るばかりです。
弊社の取り扱う冷凍マグロについて考えますと、
ちょうど一年前の4月~5月あたり、
どの魚もセリで思うように値段が出ず
せり人の方々の苦悩された顔を思い出します。
買う方のこちらも、全く売れず何を買って良いのか分からない毎日でした。
今現在の市況はどうかと申しますと、
なんとセリ値は高級魚と言われます
「本鮪、南鮪」については
「なかなか値段伸びず」
ですが、
「メバチマグロ」については
「上物=もちあいからやや強含み、下物=堅調」
という感じです。
(あくまで私の個人的見立てとお考え下さい)
その理由としては、
メバチマグロは取り扱い業者さんの裾野が広く、
その販売が好調なので仕入れ意欲も皆さん旺盛
という事かなと考えます。
メバチマグロの脂の乗った上物は、希少価値があります。
本鮪や南鮪と同様に高値で取引され、お寿司屋さんや
料理店、鮮魚店さんに流れて行きます。
赤身は、ランクによって行き先が異なります。
メバチマグロの40kg以上の物がセリにかけられますので、
下物と言っても価値は十分あります。
大手の回転寿司チェーンや、
「ねぎとろ・切り落とし等マグロの加工品」
を製造販売される業者さんから引く手数多の状態です。
そんなマグロの持つ
裾野の広い人気にあらためて感謝すると共に
今後も微力ながらその魅力を少してもお伝え出来れば
と思っています。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。