2022年春は、私達の生活に関係する様々なものが
一斉に値上げされることになっています。
NY原油相場は10年ぶりの高水準にまで上昇。
特に3月は食品関係の値上げが多くを占めています。
食品が値上がりする原因として、
一番多いのが原料の高騰です。
アメリカの天候不順や中国の需要拡大により、
大豆や種、パーム油自体が高騰して
小麦や食用油の値上がりに直結しています。
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻など
世界情勢の不安定さが更に拍車をかけています。
こと冷凍マグロ業界も例外では有りません。
例年1~2月は閑散期でマグロの消費も鈍い為
相場も落ち着きを見せる時期です。
ところが今年は供給がそれ程潤沢ではない為、
冷凍マグロの相場は堅調で更なる値上がりも
ひょっとしたら有るかもしれないという予測も。
冷凍マグロの入荷は昨年程の激減という事はなく、
潤沢とは言えませんが途切れる事なく入荷が続いています。
特に日本船の独立航海船(独航船)が
直接日本の港に寄港して水揚げする事例が多いです。
冷凍運搬船は3月後半に入港予定です。
入札結果はどの魚種サイズともに
ことごとく堅調な数字で推移しています。
弊社においても、原魚の仕入価格が上昇しており
コストアップにより全体的に商品の価格を
値上げせざるを得ない状況になってきました。
全国的に「まん防」期間延長の申請が
続く中ではありますが、季節的な要因もあり
ここのところ荷動きが良くなって来ました。
安めの単価の原魚は、どこを探しても見当たりません。
その中でも出来るだけ良いマグロを探して、
品質の安定した商品作りを続けていくしかない。
先日の原魚加工からの原価計算を踏まえ、
昨日は朝からお得意先へ「値上げのお願い」の
電話を続けていました。
おかげさまでみなさん快く了解して下さいました。
弊社は3月決算です。
次年度は、きつい状態からのスタートとなりそうです。
さらに気を引き締めて頑張ります。
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