ここのところ、マグロの仕入が
なかなか思うように行きません。
四月に入り、街角景気が徐々に回復傾向のようで
冷凍マグロのセリでも各社の引き合いが
とても強くなってきている感が有ります。
弊社の取り扱う「延縄漁船の冷凍マグロ」は
天然物ですから、漁獲量も天候等により
常に安定している訳では有りません。
現在は「需要」が「供給」を
上回っている状態と言えるかと思います。
加工する原魚は、常にある程度
在庫するようにしていますので、
当面のところ問題は有りません。
赤身のマグロはまだ仕入し易いのですが、
脂物の相場が急に引き合いが強くなりました。
引き合いが強い=販売が好調という訳ですから
決して悪い事では有りません。
むしろ人気があるから高くなるわけで、
メバチの脂物製品は販売も好調です。
この二年間の苦しい販売環境のことを思えば、
何ともありがたい方向に進んでくれています。
ただ仕入れ価格も同時に上昇傾向なのが、
非常に困ります。
特に需要に供給が追いつかない今の状況ですと、
品質よりも必要数量を確保することに
みなさん重要視されてきます。
こうなると、マグロの品質とその価値が
少々つりあわない状態が生じてしまいがちです。
「今日はもう1本欲しいから、これでいいか」
このように若干見劣りするマグロでも、
だんだん価格がつりあがってくるのが
セリなのです。
これまでも何度か仕入れが難しい局面を経験してきました。
供給減の状態のまま、景気が回復基調の今は
若干の仕入れ値の上げはみなさん折込済みのようです。
仕方がありません。
その同じ流れに乗りながら、少しでも良い仕入れをするよう
頭を使って行くしか無いですね。
頑張ります!
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