札の辻

今日の写真は静岡市の中心部の交差点
「札の辻」です。
写真手前が安倍川(京都)方面。
写真正面奥に見えるのが静岡県庁。
その奥に駿府城公園があります。

東海道はここで右に折れ、
静岡市のメインの商店街
「呉服町通り」に入って行きます。
「札の辻」とは江戸時代に人々に
情報を知らせる高札が立てられた地名。
当時も沢山の町民が集まった、
そんな場所だったのでしょう。

現在でもこの場所は、
毎週日曜日は歩行者天国になり、
大道芸を楽しむ賑わいの場です。
中心部の賑わいが年々減ってきたのは、
何とも寂しいものです。
メインストリートたる呉服町通りも、
札の辻でクロスする七間町通りも
かつての賑わいは無く空き店舗も
目立つようになりました。

この写真を撮ったのは日曜日の早朝。
人が居ないのはそのせいです。
音楽好きの私にとっての「札の辻」といえば、
やっぱり「すみや本店」さん。
レコード・CD全盛の頃は、
静岡県内にいつくも店舗が有りました。
裏口(搬入口?)のドアから入り、
楽器売り場や音楽雑誌コーナーを眺めて
CD売場をチェックするのが楽しみでした。
なんか表通りの入口よりも、
裏口が好きだったなあ。
(まあ早い話、変なやつです。)

現在では同じ場所に高層ビルが建ち、
いちテナントとして中古レコード店
「すみやサウンドキッチン」さんが
その名前を引き継いで営業しています。
お店のスタッフの方々は、
昔すみやさんの店頭で販売されていた
その道のプロの皆さんです。
(多分、名前だけ引き継いでいるのだと思います。
昔の会社としてのすみやさんは
TSUTAYAに買収されたので。)

自分の子供の頃はレコードとテープしか
存在しませんでした。
CDが登場したのは確か中学生の頃。
高校生の時、The BeatlesがCDで再発されて
一気に時代はCDに変わって行きます。
大学生の頃には国内の新譜の発売は全てCDのみに。
海外では90年代も細々とレコードは発売され、
特にHip-HopやHouse等のDance Music系は
12inchシングルという形で残りました。

その後時代は様々に変化。
2000年代はダウンロードから配信へ。
これで物体としての録音物は終わりかと
思いきや、現在は何度目かのレコードブームです。
私みたいなオッサンと、若い世代両方が
レコードを今もせっせと買っています。

そんな個人史も語れるくらい、
様々な人々の想いが重なる。
「札の辻」とは、
そんな場所なのかもしれません。

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