写真はメバチマグロです。
もちろん刺身用、それも上物です。
これは冷凍マグロを解凍したものです。
部位としては「天パ」と呼ばれる部分。
中骨に近い、節の中心部分です。

では何故「上物」なのか？
そもそも「上物」とは何なのでしょう？
はい、非常に良い質問ですね。
ご説明させていただきます。

（このマグロの赤身が「上物」たる理由）
①色目が明るく、綺麗な赤である
②色目に透明感が有る
③鮮度が良い（縮み）
④筋の無い部分（天パ）
⑤この部位自体に脂は無いが、
脂が乗る漁場のマグロである
（脂があるからこそ、この形態になる訳です）

どれもまだ食べる前に、
判断されている点が重要です。
はい「上物」とは実際の味の評価とは
関係がないんですね。
もちろん食べても美味しいです。
ただ、この縮んだ状態だと
まだゴムを噛んでいるような感じ。
1日冷蔵庫で寝かすと、縮れがおさまります。
旨味成分も出てきて、味が良くなります。

不思議なもので先日食べたマグロは、
食べると美味しいのですが、
冷凍庫に長く保管していた為、
解凍してらあまり色目が良くありませんでした。
「あーっ、美味しかった！」と心から喜べない。
なんとも言えない残念な感じでした。

「マグロは目で食べる」って本当なんだな。
そう痛感したのです。
長期保存は良く無いです。
届いたら出来るだけ早く、
美味しいうちにお召しがりください。

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