写真はスシローさんのお寿司です。
「天然南鮪6カン」
見るからに美味しそう!
もちろん食べたら絶品。
こんなお寿司が回転寿司で
気軽に食べる事ができる。
日本の食文化は、
本当に世界に誇れるものだと思います。
しかし寿司ネタ自体の産地は?
と言われると国産物は少ないでしょう。
この南鮪は、そもそも南半球にしか
生息していない魚種です。
漁船の「船籍」は日本が多いでしょうが、
漁獲した場所は日本からはるか離れた
「遠洋」なのは間違いありません。
その他のネタはというと、
サーモン→チリ、ノルウェー、デンマーク
エビ→ベトナム、タイ、インドネシア、中国
タコ→中国、アフリカ、ベトナム
イカ→タイ、ベトナム
身近な寿司ネタの殆どが
実は海外からの輸入に頼っているのです。
円安傾向が続く中、回転寿司チェーンが
値上げするのもやむを得ない事でしょう。
国産なのは貝類ではホタテ。
アジ、イワシや鯛などの
近海物の青魚や白身魚です。
現在問題になっている、
中国の「日本の水産物輸入停止」措置。
今の所全く進展の見込みは無いようです。
中国側の意図が何か、
本当のところは不明です。
ただ中国国内の景気の停滞や、
不動産の不況はかなりのもののようです。
国内の不満から、国民の目をそらす
そのような目的なのかもしれません。
国産の蓄養生本鮪が、
輸出が止まって悲鳴を上げているとか。
貿易とはこのように相手国の事情により
簡単に止まってしまう事も
想定した上で取り組まなければならない。
今回の教訓だと思います。
一箇所にまとめて依存するのは危険。
エネルギーも食料も。
輸出も輸入もです。
考えたらマグロの商売も全く同じです。
しつかりと気を引き締めて、
やらないといけませんね!
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