マグロは何故セリを行うのか？ | ［公式］静岡の冷凍マグロのセレクトショップ　海生水産

まぐろは生鮮・冷凍どちらも
セリを行うものとそうでないものが
ハッキリと分かれています。
「価値の有る魚種・サイズ」だけが、
セリ＝オークションにかけられます。
それは何故か？
それこそピンからキリまで
価格差が出る事が多々有るからです。
だから「マグロはギャンブルだ」と
よく言われます。
こと冷凍マグロについて解説します。
漁船から仕入れる時は、
「まとめて」仕入れます。
主な仕入れ方法は
1.一船買い（全てまとめて）
2.入札（魚種サイズ毎）
この時点では魚種サイズ毎に、
相場価格が大体決まっています。
でもその価格は大まかなもので、
個々のマグロの価値はバラバラ。
本鮪・南鮪・メバチマグロの
40kg以上の大型魚は、
特にその個体差が激しく出ます。
例えばメバチマグロです。
先週のセリでの最高価格は
キロ2,300円。
最低価格（スソ値）は
キロ650円
その差は何と4倍近く！
出刃包丁を突き刺して、
選別をしているのは
この個体の品質を調べているのです。
包丁を刺す選別を行うことで、
全部尾切選別をしなくとも
脂や鮮度の良し悪しを
一度に判別する事が出来ます。
さらに年末に向かっては需要も伸びます。
絶対的な価値評価＋需要も加味され
良い物はさらに値段が上がる
と言う訳です。
（なかなかそう上手くは行きませんが。）
一本一本の個体差が激しい。
だからオークションが向いている。
いや、オークションしか
評価する方法がないとも言えるのです。
さあ、あと今年も残りわずか。
市場のセリ場はますます
ヒートアップしそうです！